シンガポールのスマートネーション構想とは?
こんにちは!アキです。シンガポール人と話をしていると稀に聞くのがシンガポール人はスマートネーションだという言葉。このスマートネーションが一体どう言う意味なのか気になったので調べてみました。

スマートネーション構想とは

スマートネーション構想とは、2014年にリー・シェンロン首相が発表したシンガポールの国家戦略で、国家レベルでIoTやICTといったデジタル技術を導入することによる国民の生活水準の向上や、デジタル分野での経済拡大を図る為の構想です。リー首相は構想発表時に“It is a nation where we can create possibilities for ourselves beyond what we imagined possible.”と表現しています。 日本でもスマートシティ構想と呼ばれる政府の取り組みが行われていますが、これを国単位で行なっているのがシンガポールのスマートネーション構想です。
A Smart Nation is a Singapore where people will be more empowered to live meaningful and fulfilled lives, enabled seamlessly by technology, offering exciting opportunities for all. It is where businesses can be more productive and seize new opportunities in the digital economy. It is a nation which collaborates with our international partners to deliver digital solutions and benefit people and businesses across boundaries. SNDGO資料の要約部分を抜粋

SNDGOについて

SNDGOとは "Smart Nation Digital Government Office” の略で、スマートネーション構想内のデジタル分野を推進するために設置された政府機関です。スマートネーション構想でシンガポール政府が特に力を入れる分野が「センサー・ネットワーク」「デジタルID」「キャッシュレス化」を推進しています。
The Smart Nation and Digital Government Office (SNDGO), under the Prime Minister’s Office (PMO), plans and prioritises key Smart Nation projects, drives the digital transformation of government, builds long-term capabilities for the public sector, and promotes adoption and participation from the public and industry, to take a collective approach in building a Smart Nation. https://www.smartnation.sg

スタートアップ企業へのエコシステム

国が公的研究を強力に推進するとともに、新たなソリューションやビジネスモデルを模索するリビングラボを整備。また、スタートアップと大手企業、コーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)との協創を支えるエコシステムを構築し、イノベーションを加速している。各側面のイノベーション喚起が重要であり、 そのポイントは、(1)官民パートナーシップの推進(2)スタートアップ企業の成長加速(3)デジタルに特化した人材育成――である。(1)について、政府主導でマスタープランを策定、製造やサービスを提供する民間企業と連携して実証実験を行っている。(2)では、サイバーセキュリティを含め今後ますます重要になる。資源に乏しい小国シンガポールにとって、人材は唯一の資源である。経済を次のステップに進めるため、国を挙げて積極的に投資を行い、人材を育成していく。(3)シンガポールのイノベーション・エコシステムを総括すると、官民パートナーシップを土台に人材を育成し、自由度の高い環境で挑戦を行う。それにより一歩先の技術を涵養し、新たなスタートアップの開発につなげる好循環を目指すものである。
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