
こんにちは!アキです。今回はシンガポールで公共交通機関を利用する時に使える「スタンダード・チケット」「ツーリストパス」「EZ-Link Card」「Simply Go」について解説していきます。
それぞれの方法に良し悪しがありますが、旅行者向けなのが「スタンダード・チケット」と「ツーリストパス」、長期滞在者向けなのが「EZ-Link Card」と「Simply Go」となります。
ちょっとした移動には「スタンダードチケット(旅行者向け)」
スタンダードチケットは、シンガポールで電車に乗る時に必要となるチケットです。各駅の券売機で購入できます。
日本の使い切り切符とは違い、2回目以降は同一チケットに移動距離分のお金をチャージしながら使う事ができます。チャージは片道もしくは往復分を利用ごとに行います。
初回購入時にデポジットとして10セント掛かりますが、3回目の利用で返金され、6回目の利用時に10セントの割引きが発生します。(カードは30日間に最大6回までの利用が可能です)
※電車料金は定期的に変更されるため細かくは書きませんが、移動距離をベースに計算され約80セント〜2ドルとなっています。
旅のお供にするなら「ツーリストパス(旅行者向け)」
ツーリストパスは、シンガポール旅行者向けのパスで、購入すればシンガポールの電車(SMRT)とバス(SBS)が乗り放題になります。またツーリストパスは目的別で4つの種類に分かれています。
メモしておくこと
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1日の考え方は購入時から24時間ではなく、その日の0:01〜23:59です。
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2日券、3日券は連続した日でしか使えません。
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ツーリストパスは、公共交通機関用のチケットです。シャトルバスや専用バスには使用できません。
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身長90cm以下の子供はパス無しで公共交通機関の利用ができます。
シンガポールツーリストパス
シンガポールの公共交通機関が乗り放題になるチケットです。1日券、2日券、3日券の3種類があります。
料金には10ドルのデポジットが含まれており、購入から5日以内にパスを返却をすればデポジットが返金される仕組みになっています。また、乗り放題の期間終了後はEZ-Link Cardとして使えます。
値段 | S$20/S$26/S$30 |
期間 | 1日/2日/3日 |
その他 | $10のデポジット |
購入場所 | 一部のTransitLinkチケットオフィス
チャンギ空港の自動STPキオスク(24時間)
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返却場所 | $10のデポジット |
SGツーリストパス
シンガポールの公共交通機関が3日間乗り放題になるチケットです。ツーリストパスの返却をしない場合は、こちらの方が$5安くなります。また、乗り放題の期間終了後はEZ-Link Cardとして使えます。
値段 | S$25 |
期間 | 3日 |
その他 | - |
購入場所 |
TransitLinkチケットオフィス 一部の駅のSMRTパッセンジャーサービスセンター
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シンガポールツーリストパスプラス
公共交通機関の3日間乗り放題チケット+プロモーションが楽しめるパスです。特典に関しては、https://attractions.changirecommends.com/singapore/all/singapore-tourist-pass-plusをご確認下さい。また、乗り放題の期間終了後はEZ-Link Cardとして使えます。
値段 | S$38 |
期間 | 3日 |
その他 | 観光や食事の特典 |
購入場所 |
チャンギ空港内のチャンギレコメンズのカウンター
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STPチャーム
ツーリストパスとマーライオンのチャームが一体化したパスです。シンガポール公共交通機関の1日乗り放題券とマーライオンのお土産を同時にゲットできちゃいます。
値段 | S$36.90 |
期間 | 1日 |
その他 | - |
購入場所 |
STPチャームを販売するチケットオフィス
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ツーリストパス公式ホームページ:https://thesingaporetouristpass.com.sg/
毎日の移動には「EZ-Linkカード(長期滞在者向け)」
シンガポールで最も一般的なのが、EZ-Linkカードです。プリペイド式で定期的にチャージしながら使います。また、EZ-linkカードで支払うと電車とバス共に20セント程の割引きが効きます。
EZ-Linkカードは公共交通機関以外にもフードコートやタクシー、ショッピング、エンタメ等いろいろな場で使えます。
EZ-Linkの専用アプリと連動させる事でオートチャージやカードにセキュリティーロックを掛けたりする事もできます。
EZ-Linkカードはイラストのバラエティが凄い
EZ-Linkカードの面白いところは、イラストのバラエティです。毎年違ったイラストがどんどん出てきます。
EZ-Linkカードは日本の定期券と同じで毎日使いますので、好きなイラストをが出ると買い替える方も沢山います。(私もその1人です)
国立記念日や春節に季節限定のイラストが販売される事もありますので、ちょっとした記念に取っておく事もできます。
EZ-Linkカードの購入とクレジットの返金
EX-Linkカードはシンガポール国内40のTransitLinkチケットオフィスで購入できます。(イラストによってはオンラインで購入しないといけないカードもあります。)
EZ-Linkカード内のクレジットは返金可能(カード代$5は不可)です。
EZ-Link Card:https://www.ezlink.com.sg/
EZ-Linkアプリで自動トップアップ
このEZ-Linkアプリのメイン機能といえば、EZ-Linkカードの自動トップアップです。アプリ上でEZ-Linkとクレジットカードの登録を行うだけで。EZ-Link内のクレジットが無くなったタイミング(公共交通期間の利用やERP通過時)で自動でトップアップを行なってくれます。
カードを無くしても直ぐにアプリ上で対応できるのも安全で使いやすいです。
EZ-Linkアプリ登録の流れ
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アプリのインストール
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アカウントの作成
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EZ-Linkカードの登録
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クレジットカードの登録
- 住所確認
EZ-Link ポイント
登録したカードで①公共交通期間の利用、②買い物、③ERPや駐車場の支払いを行うと10セントの支払いごとに1EZ-Linkポイントが貰えます。(79セントなどは7ポイントとなる。)
貯まったポイントで割引やラッキードローが引けたりするのですが、正直あまり魅力的な特典はありません。
余計なカードを増やさない「SImply go(長期滞在者向け)」
最も新しい支払い方法が「Simply Go」というシステムです。Simply Goでは、手持ちのクレジットカードやデビットカード、モバイルペイから直接運賃の支払いができます。
ただ、シンガポール国外で発行したカードで支払いをした場合には海外手数料が掛かっていまう点が注意です。
対応しているカードやモバイルペイシステムに関しては、Simply Goの公式サイトから確認してみて下さい。
まとめ
シンガポールの公共交通機関で使える4つの支払い方法について解説してきました。個人的な感想としては「スタンダードパス」と「EZ-Linkカード」がバランスがいいなと感じました。
ツーリズムパスは旅行者向けではあるものの、10回以上電車を利用しないとスタンダードパスより安くならないという少しプロモーションとしては厳しい値段設定(1日で電車10回は少し難しい)だと感じました。