パサマラ(英:Pasar Malam)は、シンガポールやマレーシアで不定期に開催されるナイトマーケットです。また、「パサマラ(Pasar Malam)」という名前も、マレー語での「ナイトマーケット」を意味しています。

パサマラはその名の通り、夕方から夜にかけて開催されるお祭りのようなイベントで、会場では様々な露店(飲食、衣類、雑貨など)が営業を行います。特にフカヒレスープや焼きエリンギ、ラムリーバーガー(Ramly Burger)等はパサマラを象徴する商品で、パサマラに行くと必ずといって良いほど目にします。また、シンガポールでのパサマラは、MRT駅やHDB街の近くで開催される事が多く、パサマラが始まると沢山の地元民で賑わいます。

パサマラは、地元のイベント管理団体や小規模事業者によって開催/運営されてます。日本のお祭りとは違い季節に合わせて開かれるわけではなく、またシンガポール各地域の自治体が許可する場所に限りパサマラを開く事が許されています。

シンガポールでのパサマラの歴史

シンガポール最初のパサマラは、1950年代にイギリス軍基地の近くで催されました。パサマラは1970年代に屋台の衛生環境を理由に一度禁止されましたが、1980年代から許認可制で再度開催され、現在まで続いています。(現在では、パサマラに店を出す屋台には衛生面管理のためにライセンスの取得やお店のスタッフの健康診断と腸チフスの予防注射が義務付けられています。)

※新型コロナウィルスの感染が世界中に広がっていた時期もパサマラは非開催となりました。