
「Aiyoh」とは?
「Aiyoh(アイヨー)」は、シンガポールの日常会話で非常によく使われる感嘆詞の1つです。語源は中国語(特に福建語や広東語)で、「ああ」「やれやれ」「なんてこと!」といった驚きや落胆、困惑を表す言葉です。イントネーションや場面によって意味が微妙に変わるのが特徴で、声のトーンや表情込みで伝わる言葉ともいえます。
英語に直訳するのが難しいフレーズですが、雰囲気としては「Oh no!」や「Geez...」「Seriously?」などの感情的リアクションに近くなります。シングリッシュでは、怒っているとき、びっくりしたとき、がっかりしたときなど、とにかく感情が動いた瞬間に自然に口から出る言葉として使われています。
Aiyohを使った例文
例1:通勤中の場面
- Colleague A: "Eh, I forgot to bring my laptop today..."
- Colleague B: "Aiyoh, how are you going to work now?"
例2:家の中での会話
- Mum: "You spilled Milo on the sofa again?"
- Son: "Sorry, Ma…"
- Mum: "Aiyoh, every time you are like this!"
例3:友人との会話
- Friend A: "I broke up with him again… same reason as last time."
- Friend B: "Aiyoh… why did you go back to him again in the first place?"
どんなシーンで使われる?
「Aiyoh」は、人の失敗やトラブルに驚いたり呆れたりするときに反射的に出てくることが多いです。例えば、子どもがジュースをこぼしたとき、お店で財布を忘れたとき、友達の話を聞いて驚いたときなど、日常のあらゆる場面で登場します。
また、ちょっとした文句や同情の気持ちにも使われ、状況によっては怒っているわけでも悲しんでいるわけでもない「ちょっとだけネガティブ」なニュアンスを含むのが特徴です。