
シンガポールで人気を集めるローカルフードの中に「カヤジャム」があります。カヤジャムはシンガポールを含む東南アジアで愛されるジャムで、朝食やおやつ等いろんな場面で食べられています。また、地元民以外からも人気があり、シンガポールでは観光客向けのお土産としても知られています。
本記事では①カヤジャムってどんな食べ物なのか、②お勧めのカヤジャムブランドについて解説していきます。
カヤジャムってどんな食べ物?
カヤジャム(別名ココナッツジャム)は、ココナッツミルクに卵と砂糖を混て作られたジャムです。シンガポールではカヤジャムをトーストや蒸しパン、ワッフルなどに塗って食べるのが一般的です。
ほのかなで爽やかな香りと甘みを持つカヤジャムは日本人からも人気があり、カヤジャムを使って作るカヤトーストはシンガポールに住む日本人の間での人気メニューになっています。
「ニョニャカヤジャム」と「海南カヤジャム」
カヤジャムは「ニョニャカヤジャム」と「海南カヤジャム」の2種類に分かれています。
ニョニャカヤジャムの特徴はパンダンリーフが使用されいている部分です。パンダンリーフは東洋のバニラとも言われる植物で、カヤジャムにスッキリとした香りと鮮やかな薄緑色を付け加えてくれます。
一方、海南カヤジャムの特徴は、ジャムを作る工程で砂糖をカラメル化させる部分です。糖のカラメル化を起こす事で甘さに深みが加わり、ジャムの色も茶色っぽく仕上がりま
カヤジャムは何処で購入できる?
カヤジャムは、シンガポールでは地元のスーパーやベーカリー、カファ等どこでも購入する事ができます。また、カフェやベーカリーでは市販のブランドではなく手作りのカヤジャムを販売している事が多いです。
カヤジャムのお勧めな食べ方
カヤトースト
カヤジャムと言えばカヤトーストと言われる程の定番メニューです。(むしろカヤトーストが食べたいが為にカヤジャムを買う人が殆どではないでしょか)
食パンの間にバターをカヤジャムを塗って食べるシンガポールのソウルフードでで、現地の人々の間では薄く半分にスライスしたトーストにカヤジャムを塗って食べるYa Kunスタイルという食べ方もあります。
カヤジャムクッキー
生地にカヤジャムを練り込んで作ったクッキーです。パンダンの色と香りを持つニョニャカヤジャムが使用され、鮮やかな薄緑色に仕上がったクッキーです。
おすすめのカヤジャムブランド
カヤジャムの人気5ブランド
Ya Kunのカヤジャム
カヤジャムを使用したカヤトーストをメインメニューとしたカフェ、ヤクン・カヤトーストはシンガポール国内に30以上のお店を持つチェーン店です。
Gloryのカヤジャム
シンガポールのローカルの間ではおそらく最も知られているブランドでしょう。このGloryのカヤジャムには他にもいろいろな種類があります。
キリニー・コピティアム
お店で作る自家製のカヤジャムが人気のカフェで、1919年創立以来現在は東南アジアを中心に多数の店舗を展開しています。
シンガポール国内にはやはり30店舗近く存在し、オーチャードにはこの本店のキリニーロード店以外にも数店舗あります。
ただ、自家製のカヤジャムは保存料無添加のため、帰国前日か当日に買わない限りお土産としては販売してくれないということです。
ラッフルズホテルのカヤジャム