ブキティマヒル(Bukit Timah Hill)ってどんな場所?

ブキティマヒル(Bukit Timah Hill)とは?

ブキティマヒル(Bukit Timah Hill)は、標高約163メートル、シンガポールで最も高い自然の丘です。ブキティマヒルは、シンガポールの数少ない原生熱帯雨林が保護されているブキティマ自然保護区(Bukit Timah Nature Reserve)内に位置しています。

また、ブキティマヒルには、19世紀の花崗岩の採石場、第二次世界大戦時の遺物など、歴史的・文化的なランドマークも数多く残されています。

MRTでのアクセス

最寄り駅は「Beauty World駅(Downtown Line)」です。周辺には「Hillview駅」や「King Albert Park駅」もありますが、徒歩ではなくバスでのアクセスとなります。

ブキティマヒルの見どころ

ブキティマヒルでは基本的にトレッキングやバードウォッングなどが行われます。トレッキングルートには舗装路や階段道、未舗装の自然道など複数あり、それぞれ違った景色を楽しみながらトレッキングができるようになっています。

「丘」と表現されるように、標高はそれ程高くありませんが、シンガポール都市部の喧騒から離れた静けさを感じることができ、自然愛好家から人気を集めています。また、熱帯雨林特有の植物、蝶やリス、小型の野鳥なども生息しており、自然観察にも最適な場所となっています。

ブキティマヒルの歴史

ブキティマヒル周辺は、19世紀中頃から自然の魅力に着目され、シンガポールの初期開拓時代には植物採取や地質調査の対象となっていました。1883年には、現代の自然保護区に通じるブキティマ保護区が指定され、熱帯雨林の保存活動が始まります。

1990年には正式にブキティマ自然保護区として整備され、シンガポール初の自然保護区に指定されました。以来、生態系保全・環境教育の場として、国内の自然保護活動の需要エリアとされています。

ブキティマヒルの周辺のエリア

周辺には、地元の人に人気のある「ビューティーワールドセンター」や、自然の中で遊べる「ヒンドヒード・ネイチャーパーク」などがあります。また、鉄道廃線跡を活用した「レール・コリドー(Rail Corridor)」もすぐ近くで、歴史と自然を体感できるウォーキングルートとして注目されています。