ドリアン(英:Durian)は、シンガポールを含む東南アジア諸国で広く親しまれている果物です。独特の香りが刺激的で不快と言われる事もありますが、人によっては珍味とされています。ドリアンの果肉はカスタードのようにクリーミーで、食物繊維、ビタミンC、カリウムなどの栄養素を多く含んでいます。
ドリアンはフルーツの王様
ドリアンは非常に栄養価が高いフルーツで、特にビタミンB1を多く含んでいます。ドリアン=匂いというイメージが先行していますが、果肉はマイルドな甘さを持った上品なフルーツです。
シンガポールでは高い人気を持つフルーツで、ゲイラン地区にはドリアンストリートと呼ばれる場所まで存在します。また、ドリアンには旬の時期があり、シンガポールでは6月〜8月と11月〜12月に美味しくドリアンが食べられます。
ドリアンには様々な品種がある
ドリアンにも様々な種類があり、シンガポール国内だけでも数えきれない程の品種が販売されています。特に高品質と言われているのが「猫山王(マォーサンワン)」や「皇中皇(キングオブザキング)」と呼ばれる品種で、その年の収穫量によって値段も大きく変わります。またシンガポールでは、ドリアンは生食だけでなく、さまざまなデザートやスナックに入れて楽しまれています。
ドリアンは別名「悪魔のフルーツ」
ドリアンはフルーツの王様と言われていますが、その裏で「悪魔のフルーツ」とも呼ばれています。これは昔ドリアンを食べた後に、アルコールを摂取するとお腹が爆発すると言われた都市伝説がルーツとなっています。
実際に医学的、科学的な根拠は無いと報告されていますが、実際に体調不良を訴えた方もいる事から、現在でもこの組み合わせを避ける方も多いです。
ドリアンには罰則がある?
シンガポールの公共交通機関ではドリアンの持ち込みが禁止されています。こらはドリアンが強い匂いを発するからです。ただ、持ち込み禁止マークは貼られていますが、実際に罰則や罰金となるような規則は無いようです。(禁止マークを貼ってるだけ)