フィッシュヘッド・カレー(英:Fish Head Curry)はシンガポールの多民族性を象徴するシンガポール料理の一つです。南インド特有のスパイスの効いたカレーと、中華系の方々によく食される魚が合わさった料理です。カレーがベースとなっている料理ですが、インド料理店の他に中国料理店やプラナカン料理店でも食べられています。

フィッシュヘッド・カレーってどんな料理?

フィッシュヘッド・カレーは、魚の頭と野菜を香辛料でじっくり煮込んだ、旨味のきいたスパイシーなカレーです。魚の頭を煮込むことで、魚の出汁がふんだんにカレーソースに染み込み、とても味わい深いカレーが出来上がります。

フィッシュヘッド・カレーには様々なバージョンがあり、タマリンドペーストを加えて酸味を際立たせたものや、ココナッツミルクを加えてさらにクリーミーに仕上げたものなど、カレーソースにも若干のバリエーションがあります。

フィッシュヘッド・カレーの歴史

フィッシュヘッド・カレーは、インド人シェフのM.J. Gomez氏が南インド料理をシンガポールに持って来た際に考案されたと言われています。この時にインドのカレーに中国系の方々が好きな魚の頭を入れたのが始まりとされています。