
カトン地区(Katong District)とは?
カトン地区(Katong District)は、シンガポール東部に位置するエスニック地区で、プラナカン文化の色濃いエリアとして知られています。カラフルなショップハウスや伝統衣装、地元料理が楽しめるこの地区は、都市国家と知られているシンガポールとは少し違った独特の雰囲気を持っています。
もともとは英国や中国からの移民によってプランテーションや別荘が建てられていた場所でしたが、その後にプラナカン人(海峡華人)がこの地に居を構えるようになり、現在ではプラナカン文化を象徴する地区として知られています。
また、カトン地区はノスタルジックな外観の建物や、地元アーティストによるウォールペイント等も多く見られる地域で、文化的且つアーティスティックな風景を楽しめる地区として人気を集めています。
MRTでのアクセス
カトン地区の中心地へ行くなら「Marine Parade駅(Thomson East Line)」が最寄り駅。周辺エリアのアクセスには「Marine Terrace駅」や「Tanjong Katong駅」も利用できます。
カトン地区の見どころ
カトン地区の見どころは、保存状態の良いプラナカン建築です。特にクーン セン ロード(Koon Seng Rd)やテンベリン ロード(Tembeling Rd)に並ぶショップハウス(パステルカラーで装飾された建築)は、写真映えするスポットとして有名です。
また、プラナカン文化に触れられる博物館や小規模なギャラリーも設置されていて、シンガポールの文化的な面を楽しむ地区として知られています。
カトン地区では何ができる?
カトン地区では、プラナカン料理をはじめ、ラクサやニョニャ菓子などのローカルフードが人気を集めています。小規模なカフェやベーカリーも多く、ウォーキングがてらに食べ歩きをする方もいらっしゃいます。ショッピングモールやローカルな雑貨店も点在していて、ローカルクラフトやお土産探し先にも向いているエリアです。
カトン地区の周のエリア
カトンのすぐ近くには、イーストコーストやジョーチャット地区があります。イーストコーストでは海辺の散歩やサイクリングが楽しめ、ジョーチャットではよりディープなプラナカン文化が体験できます。カトン地区に足を運ぶ時は、これらのエリアと合わせて観光するのおススメです。