クエ(Kueh)ってどんな食べ物?

クエ(Kueh)とは?

クエ(英:Kueh又はKue)は、シンガポールやマレーシアを含む東南アジアで食べられる伝統菓子です。もち米、ココナッツミルク、砂糖などの材料を組み合わせたものを蒸したり揚げたりして作られます。クエには様々な種類があり、それぞれ独特の風味と食感があります。人気のある例としては、以下のようなものがあります。

  • クエ・ラピス:もち米粉、ココナッツミルク、砂糖から作られる何層もの蒸しケーキ。
  • クエ・トゥトゥ:米粉で作った小さな蒸しケーキで、甘い緑豆のペーストがたっぷり入っています。
  • クエ・サラット:パンダンやココナッツミルクで作ったもち米のケーキをバナナの葉で蒸し焼きにしたもの。
  • クエ・ダダール:ココナッツミルクとパンダンジュースで作った薄いクレープで、すりおろしたココナッツとパームシュガーを混ぜたものが入っています。
  • クエ・ビンカ:すりおろしたキャッサバ、ココナッツミルク、砂糖から作られるケーキ。
  • クエ・コチ:プラナカン文化の伝統的なもち米団子で、ピーナツやゴマの甘いペーストが入っています。

クエは、お祭りやお祝い事の際に食べられるお菓子で、ホーカーセンターや街の市場などで販売されていてる他、家庭で作られる事もあります。

ノニャ・クエ

クエの中には「ノニャ・クエ(Nonya Kueh)」と呼ばれるクエがあります。この「ノニャ(Nonya)」はプラナカン(Peranakan)を指す言葉で、クエの種類の中でもプラナカン流にアレンジされた物をノニャ・クエとカテゴリ分けする事もあります。

ノニャクエの特徴としては、ココナッツミルクとパンダンリーフがよく材料に使われる事です。また、緑豆のペースト、すりおろしたココナッツ、グラマラカ(パームシュガー)などを加えるものなど、ノニャ・クエコチの中にも様々なバリエーションが存在します。

上で紹介したクエの中でもクエ・ラピス、クエ・サラット、クエ・ビンカ、クエ・ダダール、クエ・コチなどはノニャ・クエに分類されています。

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