
リトル・インディア(Little India)とは?
リトル・インディア(Little India)は、シンガポール中心部に位置するエスニック地区で、インド系文化が色濃く反映されたエリアとして知られています。リトル・インディアの通りにはカラフルなショップハウスやヒンドゥー寺院、スパイスの香りが漂う市場が並び、インドとシンガポールの文化が融合した独特の雰囲気が漂っています。
現在リトル・インディアとなっている地域は、かつて家畜の放牧地やレンガ工場として使用されていましたが、19世紀末から20世紀初頭にかけてインド系移民が多く集まり、宗教施設や商店が発展。現在では、観光客にも人気のエスニック地区として定着しています。
アクセス
最寄り駅は「Little India駅(North East LineとDowntown Line)」です。徒歩圏内には「Rochor駅(Downtown Line)」や「Farrer Park駅(North East Line)」もあります。
リトル・インディアの見どころ
リトル・インディア見どころの1つは、シンガポール最古のヒンドゥー寺院「スリ・ヴィーラマカリアマン寺院」で、シンガポールのランドマークとしても知られています。この寺院は、鮮やかな装飾と精緻な彫刻で知られ、毎日多くの参拝者でにぎわいます。また、アート感あふれるウォールペイントや歴史あるモスク、小さなギャラリーなども点在しているのも、リトル・インディアの特徴です。
さらに「リトル・インディア・アーケード」では、インドの伝統衣装や香辛料、雑貨が手に入り、五感で文化を体感できるスポットとなっています。
リトル・インディアでは何ができる?
リトル・インディアには、インドの料理が味わえるレストランが立ち並んでいます。ビリヤニやタンドリーチキン、ドーサなど本格的なインド料理が楽しめます。さらに、インド系のスイーツ店やスパイス店、ヘナアート、アクセサリー店なども立ち並び、インド文化を気軽に楽しむことができます。
また、リトル・インディアには「ムスタファセンター(Mustafa Centre)」と呼ばれる24時間営業の大型ショッピングモールがあります。ムスタファセンターでは電化製品、衣類、食品などの日用品に加えて、伝統的なインド衣料品、スパイス、その他インド系食品など、他のショッピングモールと異なった品揃えをしている事からリトル・インディアの観光スポット / ランドマークにもなっています。
リトル・インディアの周辺のエリア
リトル・インディアの近くには、アラブストリートやカンポン・グラムといったイスラム文化をもつエリアが広がっています。カンポン・グラムでは、モスクや中東料理が楽しめますので、リトル・インディアと合わせて散策してみるのもおススメです。