シンガポールを含め海外でインターンシップをする際に知っておきたいのが海外送金の方法です。海外送金は手続きが難しそうなイメージもありますが、お金という大切な物を扱いますので、しっかりと覚えておきましょう。
海外送金では通常、送金元と送金先の両国で銀行口座が開設されている必要があります。本記事は日本国内に銀行口座がある前提での内容となります。また、シンガポールに銀行口座を持っていない場合は、キャッシングエクスチェンジサービスを利用する方法をご覧下さい。
シンガポールから日本へのお勧め送金方法3選
シンガポールから日本への送金で最も利用されるているサービス3つを紹介します。
- 銀行のサービスを利用して送金(オンライン)
- トランスファーワイズ(オンライン)
- キャッシュエクスチェンジサービス(オフライン)
銀行のサービスを利用して送金する
シンガポールの3大主要銀行(DBS銀行、UOB銀行、OCBC銀行)では各銀行が提供するモバイルアプリを通して海外送金を行うことができます。特にDBS銀行は送金手数料を無料としていて他の2社よりも低コストで海外送金が行えます。
■ 銀行のサービス利用する時のポイント
- 銀行が提供するサービスなので、銀行口座さへ持っていれば、手軽に利用できる。
- 上記3銀行が提供するSGDとJPY間での為替レートは、微妙な差はあるものの殆ど同じ。
- DBS銀行は手数料が無料。UOB銀行とOCBC銀行には手数料が発生する。(※手数料は送金する金額の大きさによって変化します。)
- 日本側の銀行で受け取り手数料が発生する。(銀行によっては発生しない銀行もあります)
■ 銀行のサービス利用がお勧めな方
海外送金の為に新しくサービスの登録をせずに手っ取り早く送金を済ませてしまいたい方へお勧めな送金方法です。送金コストの面ではWiseとキャッシュチェンジサービスに劣ってしまいますが、定期的に送金する必要が無ければこの方法で送金してしまってもいいでしょう。
WISEを利用して送金する
WISE(旧称:TransferWise)は海外送金サービスを専門とする会社です。為替レートがシンガポールの主要銀行が提供する海外送金差サービスよりも良く、シンガポール在住の多くの外国人が利用しているサービスです。また、WISEアプリが日本語対応となっている部分も利用しやすいポイントとなっています。
■ WISEで送金する時のポイント
- WISEへのアカウント登録が必要。(無料)
- WISEを利用した銀行間での送金であれば手数料が無料になる。
- 日本語でサービスの利用ができる。
- 日本側の銀行で受け取り手数料が発生する。(銀行によっては発生しない銀行もあります)
■ WISEがお勧めな方
送金コストがシンガポールの主要銀行銀行が提供する海外送金サービスよりも低いので、手軽に且つ定期的に日本へお金を送る必要のある方にお勧めな送金方法です。
キャッシュエクスチェンジサービスを利用する
「海外送金」ではありませんが、街中のキャッシュエクスチェンジサービスを利用して現金で日本にお金を持ち込む方法です。両替をするお店によって為替レートが変わりますが、レートの良いお店を利用すれば、最も低コストでお金を日本へ持ち込める方法となります。また、日本側の銀行で受け取り手数料が発生しないのも、この方法の特徴です。
各お店事の為替レートは「CashChanger」で調べる事ができます。
※現金が100万円(又は同価値の外貨やトラベラーズチェックなどの有価証券など)を超える場合は税関への申告義務が発生します。
■ キャッシュエクスチェンジサービスを利用する時のポイント
- 店頭での現金交換のみで手続きが簡単
- お店によっては為替レートがWISEと銀行サービスよりも良い
- お店によって為替レートが異なるで、良い為替レートのお店まで足を運ばなければいけない
- 日本側の銀行で受け取り手数料が発生しない。
- 日本帰国後に自分で銀行口座にお金を預ける必要がある。
■ キャッシュエクスチェンジサービスがお勧めな方
定期的な送金が無く、特定のお店に足を運ぶ手間が気にならない方はこの方法が最も低コストでシンガポールドルを日本円に交換できる方法となります。また、シンガポールに銀行口座を持っていない方は、この方法一択となります。
最後に
最後に上記3つの方法を簡単にまとめてみました。(2022年10月8日時点)
手軽さ | コスト面 | |
銀行サービス | 1位 | 3位 |
WISE | 2位 | 2位 |
現金交換 | 3位 | 1位 |
OSLでは上記の中から為替レートが良く登録手続きも無い「現金交換」もしくは手軽に海外送金ができる「銀行サービス」を海外インターン生へお勧めしています。