
シンガポールに住んでいると様々な場面でシングリッシュを耳にします。今回はシングリッシュの中でも特によく耳にするフレーズを10個まとめてみました。
シングリッシュの基本情報については「シングリッシュって何?」をご覧下さい。
シンガポールでよく聞くシングリッシュ10選
Lah, Leh, Loh
「Lah、Leh、Lor」は、会話の語尾に登場するシングリッシュです。特に「Lah」は、シンガポールの代名詞にもなっている「Ok Lah」にも使われています。
Lahは、前の文や単語を強調するために使われるシングリッシュワードです。特にポジティブな会話またはネガティブな会話に限定といった事はありませんが、Lahを使うとよりカジュアルでフレンドリーに聞こえます。
A: I’m really quite certain that I saw your husband buying 4D at 7–11!
B: No lah, cannot be! My husband is not that kind one lah!
Lehは、話している内容に対して確信を持っていない場合に使われる事が多いシングリッシュワードです。例としては、「私はそう思うんだけど、違うのかな?」といった表現をしたい時に使われます。
A: I'm really quite certain that I saw your husband buying 4D at 7–11!
B: Huh? Sure or not? My husband not the kind to play 4D leh…
Lorは、「諦め」の表現として使われる事が多いことばです。例としては、「どうしようもないから、しょうがないじゃん」といった表現をする場合に使われます。
A: Wah, I heard you lost your job? That sucks balls sia…
B: What to do, life goes on. Like that then like that lor…
Aiyoh
「Aiyoh」は、中国語に由来するワードで、英語の「oh no」に似ている表現です。文頭やリアクションに使用されるワードで、全体的にネガティブな意味合い(不快感や不満、驚きなど)を持っています。
シングリッシュで使われる「Aiyoh」の例
- Aiyoh, why is the bus taking so long to arrive?
- Aiyoh, why did you fall down again?
Atas
「Atas」はマレー語由来のワードで、上品で地位の高いの人や高級な場所を表現する時に使われます。言葉です。
シングリッシュで使われる「Atas」の例
- The meal we had at that fine dining restaurant was so atas.
- Ben will never want to eat at that hawker centre, he’s too atas!
- He is too atas to be caught dead eating at a hawker centre.
Alamak
「Alamak」はマレー語の「allah(神)」と「Emak(母)」からできた言葉でシンガポール式の「Oh my god」や「Oh no!」です。ただ、使われるタイミングと発音から日本人は「あらま!」と覚えた方が良いかもしれません。笑
シングリッシュで使われる「Alamak」の例
A : Did you manage to complete your assignment?
B : Alamak! I totally forgot about my assignment.
Bo Jio
「Bo Jio」は福建由来のワードで「何で私を誘ってくれなかったの?」という意味を持ちます。お出かけや食事の場面で、自分が誘われなかった時に使います。
シングリッシュで使われる「Bo Jio」の例
- How could you go clubbing and bo jio me!
- You guys are having dinner together? Bo jio.
Can or not?(Can anot?)
「Can or not?」は英語を崩したシングリッシュの表現で、可能か不可能かを聞く特(確認する時)によく使われます。
シングリッシュで使われる「Can or not?」の例
- Dinner at 7pm? Can or not?
- You will finish this assignment by today, can or not?
Chope
「Chope」は「場所を確保する」という意味を持つシングリッシュワードで、特にホーカーセンターや固定席のない飲食店でテーブルを確保する時に使われます。またシンガポールでよく利用されるレストラン予約サイトも「Chope」という名前で運営されています。
シングリッシュで使われる「Chope」の例
- Can you chope a seat for me?
- Let’s chope the table by leaving a pack of tissues there.
Huat Ah
「Huat Ah」はシンガポールに住む中華系の方々が主に使う言葉で、福建語に由来するワードです。「繁栄を歓迎する」といった意味を持つ言葉で、特に旧正月になると耳にすることが多くなります。
シングリッシュで使われる「Huat ah」の例
- Huat ah, I just won the lottery!
Kaypoh
「Kaypoh」は「何にでも首を突っ込む人」や「お節介な人」を意味して使われる福建省由来のワードです。
シングリッシュで使われる「Kaypoh」の例
- Dude, it’s my problem, no need for you to be kaypoh.
- Why you so kaypoh?” / “Don’t kaypoh lah.
Kiasu
「Kiasu」は「負けん気の強い方」に使われる福建由来のワードです。ホーカーセンター等で長時間待ってでも席を獲得する方なんかもKiasuと呼ばれます。また、シンガポール人は基本的にKiasuだとも言われています。
シングリッシュで使われる「Kiasu」の例
- She queued for eight hours to get the latest iPhone – so kiasu!
- Look at that kiasu woman jumping the queue for the free popcorn.
- Those kiasu aunties pushed through the crowd for the free goodies.
まだまだあるシングリッシュワード
シンガポールでは本ページで紹介した以外にも数多くのシングリッシュが使用されています。OK LAHでも他のシングリッシュワードについてもアップしていきますので、今後もお楽しみ下さい。