シンガポールでのインターンシップ

東南アジアの金融ハブとして知られるシンガポールは世界中からインターン生が集める国でもあります。外国人比率が高いシンガポールでは海外から集まる学生への求人も多く、希望するキャリアに合った内容のインターンシップを選びやすい環境も整っています。

シンガポールで見つかる求人の種類

シンガポールでも他国と同様に様々な求人が出されています。その中でもシンガポールの特徴と言えるのが、オフィス職の多さです。日本人在住者の多いシンガポールには日本語への高いニーズがあり、日本人が仕事を探しやすい環境が生まれています。

下記に数ある求人の中でも特に募集の多いオフィス職をまとめてみました。

シンガポールで学生が採用されやすいオフィス職

  • 営業職
  • 営業サポート職
  • インサイドセールス職
  • マーケティング職
  • コンテンツクリエイター職
  • プロジェクト管理補佐職
  • 品質管理職(日英翻訳)
  • 翻訳職(特に英→日)
  • 秘書職
  • 事務職

求人の多くは日本語が必要とされる内容となっています。中には日本語を必要としない求人もありますが、そういった求人は現地や他の国からくる学生との競争となり、採用までの難易度が高くなってきます。

また、インターンシップであっても即戦力が求められる事から専門職や技術職の募集は数が少なくなります。(専門職又は技術職+日本人向けはとても少ない)

シンガポールで必要なビザ

シンガポールでインターンシップが可能なビザは「Working Holday Programme」もしくは「Student Pass」となります。

Working Holiday Pass

最長6ヶ月間シンガポールでの就労行為が許可されます。25歳以下の大学在学生もしくは学位以上取得者が申請を行えます。

Student Pass

シンガポール国内の学校(政府指定校)に通う方は、学業の間に就労行為を行う事ができます。

観光ビザでのインターンシップには注意

シンガポールでは稀に観光ビザでインターンシップを行なっている学生(日本企業に多い)がいらっしゃいます。観光ビザでのインターンシップは「給料の有無に関わらず違法行為」となりますので、勧められた場合には断りましょう。

中には「給料が支払われないので問題無い」と言う企業やエージェントもありますが、それは企業側の解釈であって、シンガポール政府が許可しているないようとは異なります。

インターンシップの流れ

インターンシップ開始までの流れ

シンガポールでインターンシップを行う場合は下記の流れで行われます。

① 英文履歴書の作成

シンガポールを含め海外でインターンシップを行う際には「英文履歴書」が必須となります。

② 受け入れ先の企業探し

インターン生を受け入れてくれる企業を探します。企業探しのプロセスは①求人への応募、②書類選考、③オンライン面接、④内定の承諾、となります。

③ ビザの申請

就労可能なビザの申請を行います。シンガポールのインターンシップでは「Working Holiday Programme」を申請します。

④ 渡航の準備

企業とビザが決まったら渡航に向けての準備を始めます。必須準備物は①滞在先、②航空券(往復分)、③海外旅行用保険の3つとなります。

⑤ シンガポールへの渡航

シンガポールへ渡航し滞在をスタートさせます。

⑥ インターンシップ開始

シンガポールでのインターンシップを開始します。

※リモートインターンシップの場合③〜⑤のプロセスを飛ばしてインターンシップを開始します。

インターンシップ終了の流れ

シンガポールでインターンシップ終える際のプロセスです。

① 家の契約解除

家主さんにインターンシップ終了に合わせて家を出る事を伝えます。伝える時期は滞在最終日の1ヶ月〜2ヶ月前(賃貸契約書に記載されている)が一般的です。

② ビザのキャンセルとICカードの返却

インターンシップが終了したらMOMでビザのキャンセルを行います。手続きの最後にMOMが観光ビザ(出国まではこの観光ビザで滞在する)の発行をしてくれます。また、ビザのキャンセル時にICカードの返却も行います。

③ 帰国

日本へ帰国しインターンシップ終了となります。

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