海外留学に参加する主な目的の中に「海外就職」があります。本記事では、海外就職を目指す留学生向けに「海外留学の経験が海外就職に役立つのか」について解説していきます。
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海外留学って海外就職に役立つの?
そもそも海外留学への参加は、海外就職をするにあたってのアドバンテージになるのでしょうか?
WHITE SKYの答えは「はい」です。
WHITE SKYでも多くの日本人が海外就職するのを見てきましたが、海外留学経験者は未経験者に比べて海外就職を実現する確率が高くなる傾向にあります。
ただし「海外留学を行ったから海外就職ができる」という訳ではなく、海外留学という環境を活かして一定の能力を身につけた学生が海外就職を実現されています。
なぜ留学経験が海外就職に活かせるの?
国内外に問わず、採用現場では職務内容や職場環境に対する候補者の適性を注視していきます。判断基準の中には直接的な能力・技術(スキル)以外にも、候補者が持つ性格、考え方、過去の行動歴など様々な項目があります。
日本国外で生活を行う必要のある海外就職では、日本とは異なった環境や価値観の中で身振りを考えながら生活をしていく能力が必要とされます。また、海外就職では「実践で使える語学力」が必要となり、海外留学はこういった能力を短期間で身に付けられる数少ない方法として利用されています。
上記のような事から、海外留学を経験した上で海外挑戦を試みる人材は、海外に対して高い適正を持っていると判断される事が多々あります。
どんな日本人が海外で仕事をしているの?
そもそもどのような人材が海外就職を実現しているのかを解説していきます。海外就職を実現している日本人は大きく分けて4種類に分かれます。
■ 現地の人材に負けない専門スキルを持つ人材
このカテゴリーに入る人材が海外就職を行う上では最も自由度が高く理想的となります。言語や国籍の壁を越えて必要とされる専門スキルがあれば、自身の好きな国で就職先を見つける事ができます。
ただし、このカテゴリーに入る人材は「スキル」で海外の人材よりも秀でています。その為、海外留学のような経験だけではなく、それにプラスした専門能力が求められる場合が殆どです。
■ 現地企業で日本語を活かして活躍する人材
日本語力や日本人である事を活かして現地企業で働く人材です。このカテゴリーに属する殆どの人材は、日本語を強みにしているもののビジネスクラスの英語力を持っています。
■ 日本人コミュニティー内で活躍する人材
海外に在住している日本人をターゲットとした業務を行う人材です。日本人をターゲットにしていますので、上記にカテゴリの人材ほど外国語を使いこなす必要はありません。
■ 海外駐在員
海外駐在員とは日本の企業が自社の海外拠点に送り出す社員を指します。海外駐在員として送り出される理由は各企業で異なりますが、その中でも「優秀な社員に海外拠点の管理をさせる」や「将来の管理職者候補に経験を積ませる」のような目的で駐在員を送り出す企業が多いです。
海外就職に向けて海外留学で獲得した能力
最後に海外就職を実現する為に活かせる能力の中で、海外留学を通して得られる物を以下に3つあげてみました。
■ 語学力
国内外に関わらず、仕事を行う上でコミュニケーションは必ず取る必要があります。海外就職でも現地国の社内で問題無くコミュニケーションを取る能力が求められます。
海外就職で求められるのは「実践で使える語学力」です。海外留学が持つ環境のアドバンテージを活かして、実践の中で語学力を鍛えておきましょう。尚、海外就職で求められる語学力の最低ラインは「意思疎通がスムーズに行えるレベル」とイメージしておくといいでしょう。
■ 海外での対応力
海外生活では、様々な事に自分で対応をしなければいけません。慣れない文化や環境の中でも自分の力で身の回りの事を管理をする必要があります。また、人材の採用は中~長期的な計画を持って行われる事が殆どですので、海外生活においての自己管理力は、海外留学という実践を通して得ておきたい能力の1つとなります。
■ 現地でのコネクション
知り合いの数が力になる事もあります。海外就職では、海外留学の時に作り上げたコネクションを使って就職先を探す方も沢山いらっしゃいます。特に海外留学先国での就職を希望している場合は、現地でのコネクション作りにも力を入れておきましょう。
まとめ
海外就職へ挑戦するにあたり、海外留学は基本的にはアドバンテージとなります。ただし、海外留学に見合った能力が得られていないと判断された場合にはマイナス評価となってしまう事もあり得ます。
また、海外就職を目標とする場合には「海外インターンシップ」というオプションもあります。キャリア構築に関する点ではより親和性が高い事から、最近では海外就職希望者の間で人気を集めています。