海外旅行用保険の基礎知識と加入について

海外へ渡航する際には、現地滞在中に使える保険に加入する事が一般的です。本ページでは、そんな海外旅行保険について解説していきます。

海外留学 加入義務は無いが、留学エージェントがサービス提供の条件としている場合が殆ど
海外インターンシップと 加入義務は無いが、インターンシップエージェントがサービス提供の条件としている場合が殆ど
海外就職(*1) 企業保険に加入するのが一般的で、海外旅行用保険への加入は行わないのが一般的

(*1)企業が社員へ提供する保険のルールは各国で異なりますので、入社前に確認をしましょう。企業からの保険が適用されない場合は、個人で現地保険又は海外旅行用保険への加入を検討しましょう。

海外療養費

日本政府は日本国外に短期滞在をする方向けに「海外療養費」という制度を提供しています。この制度では、海外旅行中や海外赴任中に急な病気やけがなどにより、やむを得ず現地の医療機関で診療等を受けた場合、申請により一部医療費の払い戻しを受けられます。

海外旅行保険とは異なるタイプの保証ではありますが、万が一の問題が発生した際に利用できる制度ですので合わせて確認をしておきましょう。

海外旅行保険って何?

海外旅行保険は、海外滞在中にに起きるトラブルに備えるための保険で、渡航先の場所、渡航期間、渡航人数などで商品が異なります。海外では日本で加入している保険が適用されない事もあり、予想外の問題が発生した場合に高額な医療費を支払わなければならなくなる可能性もあります。

海外留学や海外インターンシップを行う方は基本的に海外旅行保険への加入を行います(エージェントを通す方は、エージェントがサービス提供の条件としている場合が殆どです)。一方で、海外就職をされる方は、企業が持つ保険に加入する場合が殆どですが、企業保険のルールは国ごとに異なります。

海外旅行保険に含まれる主な保証内容の例

海外旅行保険に含まれる主な保証内容をまとめました。実際の保証内容は保険会社によって異なりますので、各保険会社もしくは保険の比較サイトで確認をお願いします。

傷害死亡

保険の対象期間中に起こった事故によりケガをし、一定期間以内に後遺障害が生じた場合が対象。

傷害後遺症

ケガにより後遺症が残ってしまった場合にが対象。後遺障害の定義は以下となります。

  • 医学上において、治療の効果がこれ以上期待できない状態であること。
  • 被保険者の身体に残された症状が、将来においても回復できない状態であること。
  • 被保険者の身体の機能に重大な障害に至ったもの、または身体の一部が欠損した状態であること。

治療・救援費の保証

傷害治療費、疾病治療費、救援者費を対象とした保証です。

疾病死亡

保険の対象期間中に起こる以下の事象が対象。

  • 疾病が発病し、死亡した場合。
  • 発病した病気、または期間中に原因が発生して死亡した場合。
  • 感染した特定の感染症によって死亡した場合。

賠償責任

保険の対象期間中に賠償責任の負担が発生した場合に、被保険者が被る損害を填補する。

携帯品損害

保険の対象期間中に持ち物(バッグ、カメラ、時計、衣類、旅券等)が盗まれる・壊れる・火災等の偶然な事故により損害を受けた場合が対象。

航空機委託手荷物遅延等

航空機搭乗時に航空会社に預けた手荷物の到着が遅れた場合、目的地への到着後、一定時間以内に購入した衣類、生活必需品に費用が発生してしまった場合が対象。

航空機遅延費用

出発地又は乗継地で、搭乗する予定の航空機が一定時間以上の出発遅延、欠航、運休もしくは、搭乗予約受付業務の不備による搭乗不能、または搭乗した航空機の着陸地変更により航空機を利用できない場合が対象。

海外旅行保険の比較と加入

海外旅行保険はオンライン又は旅行代理店(店頭)の両方で購入が可能です。海外旅行保険は①滞在先国、②滞在期間、③人数の3項目から探していきます。特に初めて海外旅行保険の加入をする方は、海外旅行保険の比較サイトからお好みの保険を探すのがお勧めです。

海外旅行用保険比較サイト

 

海外留学生/海外インターン生がよく利用する保険会社

海外旅行用保険への加入手続きは即日で行えますので、ビザの申請や滞在先探し、航空券の購入の進め具合に合わせて購入するのがお勧めとなります。

※店頭で海外旅行保険へ加入する場合は、各旅行代理店のスタッフの方へご相談ください。

まとめ

海外旅行保険について解説しました。海外旅行保険は「万が一」に備えての準備ですので、実際に問題が起こりそうかではなく、海外に滞在する際の基礎準備品と捉える方がいいのではないかとホワイトスカイでは考えています。また、最近では日本国内の保険が海外で使用できる事も多くなっていますので、合わせて確認をしてみて下さい。

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