Agak-agakの意味と使い方

「Agak-agak」とは?

「Agak-agak(アガッアガッ)」は、シングリッシュの中でもマレー語由来の表現の1つで、「だいたい」「なんとなく見積もる」「目分量でやる」といった意味を持ちます。マレー語の「agak」には「推測する」「おおよそ決める」という意味があり、それを繰り返すことで「だいたい適当にやっといてね」というような、ゆるいニュアンスが加わります。

感覚的な判断や正確でなくてもOKな場面でよく使われる言葉で、ちょっとした冗談や軽い指示にも登場する便利な一言です。英語に無理やり訳すなら「just estimate」や「roughly like that」という感じに近いですが、文化的な背景があるぶん、そのまま「Agak-agak」と言った方が伝わりやすいことも多いです。

Agak-agakを使った例文

例1:料理中の会話

  • Mum: "How much soy sauce should I put in?"
  • Grandma: "Agak-agak lah. Enough to make it tasty can already!"

例2:イベント準備中のやりとり

  • Friend A: "How many chairs do we need for the BBQ?"
  • Friend B: "Hmm... maybe agak-agak 20? Should be enough, lah."

例3:資料作成のシーン

  • Colleague A: "Do you know how many slides the boss wants?"
  • Colleague B: "He never says, but I think agak-agak 8 or 10 should be fine."

どんなシーンで使われる?

「Agak-agak」は、特にマニュアルがない状況や、自分の勘で判断して動いてほしいときに使われます。たとえば、料理中に「どれくらい砂糖入れる?」と聞かれて「Agak-agak lah(適当で大丈夫)」と返されたり、プレゼン資料のボリューム感について「何枚ぐらい?」と聞いたら「Agak-agak 10 slides can already(10枚くらいでいいよ)」なんて会話があったりします。逆に、きっちりした指示が必要な場ではあまり使われず、あくまで「ゆるめの感覚」での判断が許容される場合に登場します。