シンガポールの元旦(New Year’s Day)ってどんな行事?

元旦(New Year’s Day)とは?

元旦(New Year’s Day)は、グレゴリオ暦における1月1日を指し、新しい年の始まりを祝う祝日です。多くの国で公的な休日として定められており、シンガポールでも国民の祝日となっています。多民族国家であるシンガポールでは、宗教や文化に関わらず広く祝われるイベントとして定着しており、年越しイベントと合わせて盛大に迎えられます。

元旦の始まりについて

元旦の祝い方は、古代ローマ時代に遡ります。1月1日は、ローマ神話の「ヤヌス神」に由来し、「物事の始まり」を象徴する日として新年の基準とされました。グレゴリオ暦が導入されてからは、世界各地でこの日が新年のスタートとされ、祝祭としての文化が浸透しました。シンガポールでもこの西洋の暦に基づく元旦が定着し、多民族の人々が共に祝う祝日となっています。

元旦はどうやって過ごす?

シンガポールの元旦には、特定の宗教儀式や伝統的な決まりはありませんが、年越しから続くカウントダウンイベントや花火大会などが代表的な風習とされています。前日の大晦日(New Year’s Eve)には、友人や家族と集まりながら過ごすことが一般的で、年明けと同時に新年の抱負を立てる文化も根付いています。

また、日本と違いシンガポールでは旧正月が大きな祝祭日とされています。その為、企業の多くは1月2日から通常営業を始めます。

街中の雰囲気と行事ごと

年越し前後のマリーナベイ地区を中心に、各地でカウントダウンイベントやライブパフォーマンス、花火大会が開催されます。特に「Marina Bay Singapore Countdown」はシンガポールを代表する年越しイベントとして国内外から多くの人が集まり、ライトアップやプロジェクションマッピングなどが街を彩ります。ショッピングモールでは新年のセールが行われ、活気ある雰囲気が広がります。