フォート・シロソ(Fort Siloso)ってどんな場所?

フォート・シロソ(Fort Siloso)とは?

フォート・シロソ(Fort Siloso)は、セントーサ島の西端にある沿岸砲台で、シンガポールの軍事史を残すための文化施設として整備されています。

このフォート•シロソは、19世紀末にイギリス軍によって建設され、日本軍の進攻を受けた第二次世界大戦でも重要な役割を果たしました。現在では無料で一般公開されていて、当時の砲台やトンネルなどを通して戦時中の空気を感じられる場所となっている他、2022年にはシンガポール初の「National Monument(国定記念物)」にも指定された場所となっています。

アクセス

MRT「HarbourFront駅」からセントーサ・エクスプレスに乗って「Beach駅」で下車。そこからは無料のセントーサ・ビーチトラム、または徒歩でアクセス可能です。

フォート・シロソでは何ができる?

フォート・シロソでは、保存状態の良い本物の砲台や弾薬庫、指令室などの軍事施設を見て回れます。施設内には当時の兵士の暮らしを再現したジオラマや映像展示、通信室や兵舎の再現もあり、戦時下の生活や作戦の様子をリアルに学べるようにもなっています。
また、スカイウォークをはじめ施設全体が屋外と屋内の展示で構成されているため、戦争遺産と自然を一緒に味わえる場所となっています。

フォート・シロソの歴史

1870年代にイギリスの植民地防衛拠点として建設されたフォート・シロソは、第二次世界大戦中に日本軍の進攻に備える重要な役割(特に1942年の戦いでは防衛拠点として激しい戦闘が行われました。)を果たしました。

戦後はイギリス軍やマレーシア軍の使用拠点となった後、1972年のシンガポールの完全独立後に返還となりました。1974年から観光施設として整備が進められ、今ではシンガポールの戦争史を伝える場所となっています。

フォート・シロソの周辺のエリア

フォート•シロソの周辺には、セントーサ島内の各ビーチ(シロソビーチ、パラワンビーチ、タンジョンビーチ)やセントーサ・ネイチャートレイルなどがあります。特にセントーサ・ビーチトラムやレンタルバイクでパラワンビーチ方面に行くと、フードエリアや水上プレイエリアなどがありますので、合わせて楽しんでみるのもオススメです。

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