グラマラカ(Gula Melaka)ってどんな食べ物?

グラマラカ(Gula Melaka)とは?

グラマラカ(Gula Melaka)は、ココナッツの樹液を煮詰めて固めたパームシュガーの一種で、濃厚な甘みと独特のコクが特徴的です。また、シンガポールやマレーシアを含むマレー文化圏ではお馴染みの食材で、地元の伝統スイーツやドリンク(特にマレー系やプラナカン)によく使われます。

「Gula」はマレー語で砂糖、「Melaka」はマレーシアの都市マラッカに由来します。グラマラカがかつてマラッカ地方で盛んに作られていたことからこの名前が付けられ、現在では地域を超えて東南アジアで親しまれています。

グラマラカの特徴

グラマラカは濃い茶色をした甘味料で、黒糖に似た風味やコクを持っていますが、よりまろやかで複雑な味とも言われています。また、甘さの中にほんのりとスモーキーさを感じられるのもグラマラカの特徴です。

なお、グラマラカは通常ブロック状や円筒状で販売されていて、それを包丁で削ったり細かく刻んだ後に溶かして調理します。

※シロップ状のグラマラカも販売されています。

グラマラカを使った料理やスイーツ

グラマラカは、シロップにして使うのが最も一般的な食べられ方です。グラマラカと一緒に食べられる有名スイーツには「チェンドル(Cendol)」や「アイスカチャン(Ice Kachang)」「オンデ・オンデ(Onde-Onde)」があり、シロップをデザートの上からかけたり中に閉じ込めたりして食べられています。

また、最近ではグラマラカを洋菓子に使うことも多く、グラマラカを使ったプリンやゼリー、ケーキ、アイスクリームなども販売されています。

シンガポールでグラマラカを購入

シンガポールでは、地元のスーパーやオンラインショップで簡単に手に入ります。固形タイプ以外にもホームクッキングに使いやすいシロップタイプが販売されています。

その他、ジューチャットやゲイラン・セライなど、マレー系文化がよく見られるエリアでは、伝統菓子と一緒に販売されていることもあります。

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