ラドゥ(Laddu)ってどんな食べ物?

ラドゥ(Laddu)とは?

ラドゥ(Laddu)は、インド発祥の伝統的なスイーツの1つで、手のひらサイズでボール状に作られた甘いお菓子です。ベースにはひよこ豆粉やセモリナ粉、ミルクパウダーなどが使われ、ギー(澄ましバター)、砂糖、カルダモンで風味付けして作られます。
シンガポールではディーパバリをはじめとしたインド系の祝祭や日常のおやつとして食べられています。

伝統的な風習と行事

ラドゥはヒンドゥー教の宗教儀式やお祝い事には欠かせないスイーツで、寺院へのお供えや結婚式、誕生日などで登場します(ディーパバリの時期は、家庭で手作りして食べることも多くいです。)インド神話では象の神様ガネーシャがラドゥを好むことで知られていて、信仰的な意味も持つスイーツです。

ラドゥの特徴と食べ方

ラドゥの食感はやわらかく、口の中でほろほろと崩れるような軽さがあります。種類も豊富で、「ボンダ・ラドゥ」「モティチュール・ラドゥ」「ティラブ・ラドゥ」など、素材や調理法によって異なる味わいが楽しめます。

通常は常温で保存され、小腹がすいた時のおやつや来客時のもてなしに使われることが多いです。チャイとの相性も抜群で、甘みの強いラドゥをミルクティーで流すのが一般的な楽しまれ方です。

食べられる場所とエリア

ラドゥは「リトル・インディア(Little India)」エリアを中心に、インド系のスイーツショップ、ベーカリー、コピティアム、ホーカーセンターなどで販売されています。またディーパバリ前後の時期には特設の露店やミタイ専門店が並び、様々な種類のラドゥが販売されたりもします。