マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(Mandai Wildlife Reserve)ってどんな場所?

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(Mandai Wildlife Reserve)とは?

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ(Mandai Wildlife Reserve)は、シンガポール北部に広がる自然保護区で、シンガポール動物園、ナイトサファリ、リバーワンダーズ、バードパラダイス、レインフォーレスト・ワイルド・アジアの5施設が集まるエリアです。熱帯の緑に囲まれた自然の中で、さまざまな動物や鳥、淡水生物とふれあいながら、生態系や保護活動について学べる場所となっています。家族連れや観光客に人気のスポットで、シンガポールの動物保護・教育の拠点でもあります。

アクセス

最寄り駅は「Khatib駅(North South Line)」です。ここからマンダイ・ワイルドライフ・リザーブ直行のシャトルバス「Mandai Khatib Shuttle」が利用できます(有料)。

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブでは何ができる?

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ内にある5つの施設はそれぞれが独自のコンセプトを持っています。全ての施設で共通するのは「オープン・ズー・コンセプト」で、動物を自然な姿で観察できる仕組みが導入されています。

シンガポール動物園 「オープン・ズー・コンセプト」で柵を極力使わない展示が特徴的な動物園です。動物を自然な姿で観察できるように設計されています。
ナイトサファリ 世界初の夜行性動物園として、暗闇の中で生きる動物たちの自然な姿を観察できるようになっています。
リバーワンダーズ アマゾン川や長江など世界の大河をテーマに淡水生物や巨大魚をコンセプトとした施設です。淡水魚以外でも、ジャイアントパンダやレッサーパンダ、マナティなども人気です。
バードパラダイス 鳥類にフォーカスを合わせた施設です。様々な鳥が自由に飛び交う巨大なバードドームが話題となっています。
レインフォーレスト・ワイルド・アジア 熱帯雨林に生息する東南アジアの希少動物をテーマにした施設です。リアルな熱帯雨林の環境を再現した園内では、様々な野生動物が自然に近い状態で展示されています。

また、園内には隣接ホテルとなる「レインフォーレスト・リゾート」が建てられていて、数泊しながらマンダイ・ワイルドライフ・リザーブの各パークを楽しめるようにもなっています。

動物観察以外にも、キッズ向けのアスレチックやナイトショー、レストランやカフェ、ギフトショップなど様々なアクティビティが設置されています。

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブの歴史

シンガポール動物園の開園は1973年にさかのぼり、その後ナイトサファリ(1994年)、リバーワンダーズ(旧リバーサファリ、2013年)、バードパラダイス(2023年)、レインフォーレスト・ワイルド・アジア(2025年)が順次オープンしました。2020年代以降、これらの施設を統合する「マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ」として再編され、自然との共生と教育を融合した新しい観光エリアとして発展しています。

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブの周辺のエリア

マンダイ・ワイルドライフ・リザーブは、自然保護区であるマンダイ地区にあります。その為、シンガポールの都市部からは離れていて、アクセスにも車やバスが必要となっています。近くにはマクリッチー貯水池やトムソン自然公園など、ハイキングやバードウォッチングに人気のあるスポットがありますが、マンダイ・ワイルドライフ・リザーブ自体が広い敷地内に作られていますので、基本的には梯子はせずにマンダイ・ワイルドライフ・リザーブを満喫するコースがおススメです。