ピナクル@ダクストン(英:The Pinnacle@Duxton)は、タンジョンパガー地区で2009年に完成したHDBです。ピナクル@ダクストンは、シンガポールのCBD内では比較的に新しいHDBである事や、その特異なデザインと建物の高さからダンジョンパガーのランドマークとしても知られています。
コンテンツ
ピナクル@ダクストンは特別なHDB
ピナクル@ダクストンは少し特別なHDBとして知られています。その理由としては、以下の点があげられます。
歴史的な土地に建てられている
ピナクル@ダクストンが建てられている場所はDuxton Plainと呼ばれ、もともと1960年代前半(HDBの歴史でも初期の頃)にHDBが建てられた場所となっています。そのHDBの再開発の為に都市再開発庁が2001年に開催したデザインコンペが、ピナクル@ダクストンの始まりとなりました。
世界でも評価される公営住宅
ピナクル@ダクストンは、シンガポール初の50階建てHDBであり、7つの棟と2本のスカイブリッジを持つ世界初のプロジェクトでもあります。この特異なデザインから、ピナクル@ダクストンは2010年6月にChicago-based Council on Tall Buildings & Urban Habitatによって「Asia and Australasia’s “Best Tall Building” 」に認定され、また同年の10月にはバルセロナで開催されたthe World Architecture Festivalでは「World’s Best Housing Development」にも選ばれています。
各部屋のカスタマイズ性が高い
ピナクル@ダクストンでは、各部屋の壁が軽量コンクリートでできています。その為、他のHDBと比較して居住者が行えるリノベーションの幅が広いという特徴を持っています。
ピナクル@ダクストンのスカイブリッジは一般公開されている
ピナクル@ダクストンのスカイブリッジは、建物の26階と50階に設置されています。長さは500mでシンガポールのCBDを一望する事ができます。26階のスカイブリッジは居住者専用なのに対し50階のスカイブリッジは一般公開されていて、5シンガポールドルのチケットを購入すれば誰でも入る事ができます。
スカイブリッジ使用上のルール
ピナクル@ダクストンのスカイブリッジには以下のように使用上のルールがあります。
- ペット禁止
- 禁煙
- 客引きや勧誘の禁止
- 大音量の音楽や騒音
- ゴミのポイ捨て、破壊行為の禁止
- 飲食、バーベキューの禁止
- 洗濯物やその他の物を干さない
- 自転車、スケートボード、その他類似行為の禁止
- テーブルや椅子の設置やテントの設営、キャンプの禁止
- 私物の保管、出入り口の閉鎖をしない
- スカイブリッジの一部を自分の庭として使用しない
本文はピナクル@ダクストンの公式ウェブサイトをご覧下さい