ヨンタオフー(英:Yong Tau Foo 又は Yong Tofu、中:酿豆腐)は、中国広東省発祥の客家料理(Hakka Cuisine)の一つで、特にマレーシアやシンガポールなどの東南アジア諸国で人気のある料理です。
ヨンタオフーは豆腐に魚のすり身やひき肉、野菜、シーフード、きのこなどの具を詰めた料理で、豆腐と一緒に唐辛子やゴーヤ、オクラ、茄子の具材詰めも提供される場合が殆どです。具材が詰められた豆腐や野菜は湯でたり揚げたりして、風味豊かな出汁と一緒に食べられます。
ヨンタオフーは麺と一緒に食べられる事も多く、スープ麺にしたりまぜそばのような形でも提供されています。また、ヨンタオフーのお店では料理をする具材の組み合わせを自由に選べる場合が多く、選べる具材には肉詰め豆腐や野菜以外にも青野菜、餃子、から揚げ、湯葉などがあります。
ヨンタオフーはカスタマイズ性の高い料理で、食材に加えて麵の種類やソース(醤油ベースのソースやチリソースなど)、食べ方など好みに合わせて変化をつけられる料理です。
シンガポールでは、ホーカーセンターやコーヒーショップ、フードコートで食べられる他、ヨンタオフーの専門店もあります。