
ナシパダン(Nasi Padang)とは?
ナシパダン(Nasi Padang)は、インドネシアのパダン地方を起源とする料理スタイルで、白ご飯に複数のおかずを組み合わせて食べるマレー系の食文化の1つです。ナシは「ご飯」、パダンは「パダン地方」を意味します。おかずには、肉や魚の煮込み、揚げ物、野菜料理などが並び、スパイスが効いた濃い味付けが特徴です。
シンガポールでは、マレー系やインドネシア系の家庭料理として親しまれ、レストランやホーカーセンターなどでも一般的に提供されています。
ナシパダンの特徴と食べ方
ナシパダンの特徴は、おかずを自分で選べる「ビュッフェ形式」なことです。代表的なおかずには、スパイシーなチキンルンダン、イカやエビのサンバル炒め、テンペ(発酵大豆)、ココナッツ風味の野菜炒め、カレー風味の魚料理などがあります。お店で食べる場合は、注文すると白ご飯とともに好みのおかずをよそって提供してくれます。
食べられる場所とエリア
ナシパダンは、シンガポール中のレストラン、コピティアム、ホーカーセンターなどで広く提供されています。中でも、マレー系やインドネシア系の文化が強いゲイラン・セライ(Geylang Serai)、ユーノス(Eunos)、ジュロン(Jurong)、トアパヨ(Toa Payoh)などのエリアでは本格的なナシパダンを扱う店舗が多く、地元住民や観光客からも人気を集めています。