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どんな国でも法律に違反した時には罰金を払わなければいけません。

そんな罰金に関して、特に厳しい制度を持つ国として知られているのがシンガポールです。

そこで本記事ではシンガポールではどんな事に罰金が課せられているのか調べてみました。

■ ミスリード防止の為

シンガポールは罰金大国と呼ばれる事もありますが、理不尽な事で罰金を取ったり、沢山の警察官が街中を監視していたりする訳ではありません。また、私達が知る一般常識の範囲内で生活していれば罰金を取られる事も殆どありません。

■ 情報の正確性

本記事で書かれている法律や罰金は可変的な情報となります。可能な限り正確な情報を記載していきますが、罰金額など一部政府の情報に変更が入っている可能性もあります。あくまで「こんな罰金があるんだ」といった楽しみかたをしてもらえれば嬉しいです。

シンガポールの罰金制度が厳しい理由

そもそも何故シンガポールの罰金が厳しいのでしょうか?

その背景にはシンガポールの持つ多民族性が背景にあります。

シンガポールは中華系、マレー系、インド系を中心とする複数の民族に加え高い外国人比率からなる多民族環境を持つ国です。

これらの多種多様な人々を統率するために罰金制度や刑事罰も厳しく定められています。

シンガポールの変わった罰金

駅構内と電車内での飲食

シンガポールにはMRTと呼ばれる鉄道が走っています。

このMRT駅構内と電車内での飲食が禁止されています。

ただ、薬や赤ちゃんへの授乳は免除対象になっています。

シンガポール国内へのガムの持ち込み

シンガポールではチューインガムの持ち込みと販売が禁止されています。

ただ、シンガポール政府が指定するチューイングガムがあるようで、そちらは販売できるとのことです。

シンガポールにはProhibited and Controlled Goodsと呼ばれ、チューイングガムのように規制対象になっている物がいくつかあります。

ゴミのポイ捨て

ポイ捨てが法律違反なのはシンガポールだけでなく日本も同様なのですが、よくシンガポールの罰金の話で聞く内容です。

シンガポール国旗のしまい忘れ

シンガポールでは毎年8月9日のナショナルデーが近づくと、窓やバルコニーから国旗を掲げます。(義務ではありません)国旗を掲げられる期間が7月1日~9月30日までと決められていて、期間外に旗を掲げてしまうと最大で1,000ドルの罰金となってしまいます。

また、シンガポール国内でシンガポール以外の国の国旗を掲げる事も法律で禁止されています。

これに違反した場合は6ヶ月の懲役または500ドルの罰金、またはその両方が科せられます。

2020年は新型コロナウィルスに立ち向かうためのシンボルとして、この期間が4月25日~9月30日とされました。

公共の場での唾はき

シンガポールでは公共の場で唾を吐くと罰金の対象となります。

タバコ

こちらも日本と同様に喫煙スペース以外でタバコを吸った場合は罰金となります。

日本と違う部分はこの法律を無視して吸ってる人が殆どいない部分ではないでしょうか。

公共の場での飲酒(一部地域)

シンガポールでは午後10時半〜午前7時までの間、お酒の販売ライセンスを持つバーやナイトクラブなど以外でお酒の販売が禁止されています。

また、国内の一部地域では上記時間帯に公共の場での飲酒が禁止されています。

蚊の発生を防止する行為で罰金

一年を通して高温多湿なシンガポールでは、ジカ熱の原因となる蚊が発生しない環境づくりへの取り組みが行われています。

それに逆行して蚊が発生してしまうような環境作る行為は罰金の対象となります。

公共交通機関へのドリアンの持ち込み

ドリアンはシンガポールでは大人気を集めるフルーツです。(果物屋さんとは別にドリアン屋さんもあります。)

ただ、ドリアンの強烈な匂いが苦手な方もいらっしゃいますので電車やバスへの持ち込みが禁止となっています。

鳩への餌やり

鳩への餌やりは罰金対象です。善意であってもやめておきましょう。

公共のエレベーター内でおしっこをすると罰金

シンガポールのエレベーターには尿を感知する装置がつけられていて、これが作動すると警察が来るまでエレベーターがロックされます。

エレベーターでのおしっこなんて、悪戯にしてもたちが悪すぎます。

横断歩道のない車道を横切るだけで罰金

シンガポールでば「ジェイウォーク」と呼ばれる行為にあたります。

次の横断歩道までが遠すぎる場合はやってしまいたくなりますが、安全のためにも財布のためにも横断歩道は守った方がいいです。(因みに、ジェイウォークで捕まると罰金に加えて刑務所に入る可能性もあります。)

水洗の公衆トイレで水を流さないと罰金

衛生面での配慮なのか、公衆トイレで水を流さない行為についても罰金があります。

音楽で人の気持ちを害すると罰金

公共の場で周りのが人々の気分を害するような演奏をした場合には罰金が発生します。

凧を飛ばして公共交通を邪魔すると罰金

凧を飛ばす又はその他の遊びで公共交通の邪魔をした時に罰金が発生します。

凧だけが名指しにされているのは過去に発生した事例なのでしょうか。。

公共の場で卑猥な歌を歌うと罰金

公共の場で卑猥な歌詞を持つ歌を歌ったり詩を唄うと罰金の対象になってしまいます。

卑猥な物の流通させると罰金

写真、DVD、本、人形など形は問わずシンガポール国内で卑猥お判断されるような物を流通させると罰金となります。

他人のWi-Fiを使うと罰金

知らない人のWi-Fiを勝手に使うと罰金になります。

これはネットワークのハッキングと同様にとられるとのことです。

家の中で裸で歩いていると罰金

カーテンを開けた状態で室内を裸で歩いていると罰金の対象となります。

こう言う意味でもシンガポールでは高層階が人気なのでしょうか。。。

シンガポールでは罰金もATMで支払える

罰金大国シンガポールには罰金の支払いができるATMが存在します。

AXS ATMと呼ばれ、電話代や電気代から政府関連の支払いまでできるATMがあります。

その支払い項目の中にFINE(罰金)という項目があり、罰金の支払いまでできてしまいます。

まとめ

シンガポールの変わった罰金について調べてみました。

実際に罰金を取られている人もいますが、記事の頭で書いたように闇雲に通報されたり罰金取りの警察官が歩き回ったりしてるわけではありませんので、あまりお気になさらず。