
サッティ・ソル(Satti Sorru)とは?
サッティ・ソル(Satti Sorru)は、タミル系コミュニティで見られる土鍋ごはん料理です。名前の由来はタミル語で、「サッティ(Satti)」は土鍋、「ソル / ソール(Sorru)」は米を意味しています。
米と肉、スパイスを土鍋で一緒に炊き上げて作られる料理で、シンガポールでは主にタミル系コミュニティの家庭や一部店舗で見かける料理です。ただし、ホーカーや一般的なインド系レストランで広く提供されている料理ではありません。
サッティ・ソルの特徴
サッティ・ソルに使われる主な具材は、チキンやマトン(地域や家庭によっては魚を使うこともあります。)です。また、米はスパイス(クミンやクローブ)と共に炊き込まれ、汁気や油分は比較的控えめな仕上がりとなります。
ビリヤニのような祝祭料理とは異なり、日常的な家庭料理として扱われることが多い料理です。(筆者の主観ですが、日本人にとっては土鍋で炊いたスパイス炊き込みご飯を想像すると近い印象です。)また、鍋底に軽いおこげができることもあり、香ばしさがある点もサッティ・ソルの特徴です。
ビリヤニとの違い
サッティ・ソルと見た目が似た料理に「ビリヤニ(Biryani)」があります。ビリヤニは層状に重ねられた米と具材を蒸し上げるのに対し、サッティ・ソルは土鍋の中で具材と米を一緒に炊き込みます。そのため、全体の味が均一になりやすいのが特徴です。
また、ビリヤニは祝祭や祝い事で提供されることが多い料理ですが、サッティ・ソルは比較的日常的な家庭料理として位置づけられています。
シンガポールでの位置づけ
シンガポールでは、リトル・インディア周辺の一部店舗やタミル系の家庭で見かけることがあります。ただし、常設メニューとして広く流通している料理ではありません。
シンガポール全体での知名度は高いとは言えず、タミル文化に馴染みのない人にはあまり知られていない料理です。
