
マーライオンって?
マーライオンはシンガポールのシンボルとして知られている上半身がライオン、下半身は魚の像です。マーライオンはシンガポールの公式マスコットでもあり、国内には政府公認のマーライオンが6体存在しています。
政府公認のマーライオン
- マーライオンパーク(1972年)
- マーライオンパーク
- セントーサ島(1995年)
- Tourism Court (Built in 1995)
- Mount Faber (Built in 1998)
- Ang Mo Kio (Built in 1998)
- Ang Mo Kio (Built in 1998)
マーライオンの由来
マーライオンと言う名前は、マーメイドとライオンの造語からきています。マーライオンが何故ライオンの頭を持っているかについては、シンガポールが「ライオンの街」である事に起因しています。
<ライオンの街について>
11世紀、シンガポールはマレー語で「港町」を意味する「テマセク」という名前で知られていました。マレーシアの王族がテマセクを目指して航海の旅に出た際、途中で海が激しく荒れました。王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まりマレーシアの王族は無事にテマセクにたどり着くことができた。その時、ライオンが現れ王族にそテマセクを治める事を許して立ち去りました。
以降、マレーシアの王族はテマセクを「ライオン(Singa)の街(Pura)」を意味する「Singapura(シンガプーラ)」と名づけ、国守神として海(マー)とライオンを表すマーライオンを祀りました。
マーライオンの誕生と歴史
マーライオンのデザインは、バン・クリーフ水族館の館長をしていたフレイザー・ブルーナーさんによって考案され、当初はシンガポール観光庁のロゴとして使われていました。
その後、シンガポール大学(現シンガポール国立大学)の副学長Kwan Sai Kheongによって彫像にするという構想が打ち出され、彫刻家Lim Nang Sengによって制作、シンガポール政府観光局(現Singapore Tourism Board)の後援にて1972年に総額165,000ドルをかけて生まれました。
当初シンガポール川の河口に立っていたマーライオンですが、1997年にエスペラネード橋の建設でマーライオン像が遮られ、またシンガポールリバーの河口ではなくなったことから、現在の場所(マーライオンパーク)に移されました。