ビリヤニ(Biryani)ってどんな食べ物?

ビリヤニ(Biryani)とは?

ビリヤニ(Biryani)は、香り高いスパイスと長粒米を使って炊き上げる南アジア発祥の米料理です。インドやパキスタンを中心に広まり、現在ではシンガポールでも広く親しまれています。

シンガポールでは、主にインド系・ムスリム系コミュニティを中心に日常的に食べられていて、リトル・インディアカンポン・グラム周辺のレストランやホーカーでも提供されています。

ちょっと豆知識

ビリヤニは本来、祝祭(ハリラヤなどのイスラム系祝祭や南インド系家庭の祝い事)や家族行事、結婚式などの特別な場面でふるまわれることが多い料理です。ただし現在のシンガポールでは、ホーカーやレストランで日常的に提供されており、ランチメニューとしても定着しています。

ビリヤニの特徴

ビリヤニは、バスマティライスと肉(主にチキンやマトン)、スパイスを層にして蒸し炊き(香りと旨味を閉じ込める)にするのが特徴です。スパイスにはクミン、カルダモン、クローブ、シナモンなどが使われ、複雑で奥行きのある風味が生まれます。

見た目はカレー風に思われがちですが、一般的なカレーライスとは異なり、汁気は少なく、米そのものに味が染み込んでいます。粒が長くパラッとした食感も特徴で、油分はありますが重たすぎない仕上がりです。付け合わせとしてライタ(ヨーグルトソース)やアチャール(漬物)を添えて食べることも多いです。

 

シンガポールでのビリヤニ

シンガポールでは、チキンビリヤニが特に人気ですが、マトンやフィッシュ、ベジタリアンタイプも見られます。インド系レストランだけでなく、ムスリム系の食堂やホーカーでも提供されていて、祝祭日や家族の集まりの場でもよく登場します。

店ごとにスパイスの配合や炊き方が異なるため、同じビリヤニでも味わいに幅があります。辛さもお店によって違いがあり、スパイス感が強めのものから比較的マイルドなタイプまでさまざまです。

ナシビリヤニとの違い

シンガポールでは「ナシビリヤニ(Nasi Briyani)」という表記もよく見られます。これはマレー語の「ナシ(ごはん)」とビリヤニを組み合わせた呼び方で、基本的には同じ料理を指します。マレー系ムスリムの店では「Nasi Briyani」表記が多く、インド系の店では「Biryani」表記が主流です。

料理そのものは大きく変わりませんが、スパイスや付け合わせに地域差が見られることもあります。呼び方の違いはあっても、香り高いスパイスと長粒米を楽しむ料理である点は共通しています。

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