シンガポールを含めた常夏国でよく目にするのがシーリングファンです。日本国内ではあまり馴染みのないシーリングファンですが、いくつかの種類があり、部屋の広さや使用したい目的によって使い分けられます。

本記事では、シーリングファンの基礎知識についてです簡単に書いてみました。

シーリングファンについてのおさらい

シンガポールを含めた常夏国でよく目にする「部屋の天井に付いているファン」です。

日本国内ではあまり馴染みのないシーリングファンですが、いくつかの種類があり、部屋の広さや使用したい目的によって使い分けられます。

シーリングファンは部屋以外にもホーカーの天井やファイブフットウェイなど色んなところで目にします。

シーリングファンの役割

シーリングファンの役割は設置されて空間内の空気を循環させる事です。

循環によって空気が冷やされて室内温度が下がるのはもちろん、エアコンや空気清浄機の空調効率を上げてくれる力も持っています。

また、空気が循環していますので、洗濯物の部屋干しもし易くなるのもシーリングファンの力が発揮されるポイントです。

シーリングファン選びのポイント

シーリングファンにもいくつか種類があり、購入の際は部屋の大きさやシーリングファンに求める効果に合わせて選んでいきます。

シーリングファンを購入する時に特に確認しておきたいのが、下記のポイントです。

  1. 屋根の高さ
  2. 羽の枚数
  3. 羽の長さ
  4. モーターの種類
  5. 照明の有無

屋根の高さ

シーリングファンは地面から2.3m〜2.8mの高さに設置する事で効果を最大化させる事ができます。

シンガポールの家(特にHDB)の天井の高さは殆どの場合で2.3m〜2.8mの範囲内となりますので問題はありませんが、コンドミニアム等で天井が高過ぎる場合はダウンロッドを利用してシーリングファンの位置を下げ、天井が低過ぎる場合にはフラッシュマウントシーリングファンの設置という選択肢になっていきます。

羽の枚数

シーリングファンは羽の枚数によって生まれる風が変わります。羽の枚数が少なければ一度に生み出される風の量が大きくなり、身体にドジッと感じるような風が生まれます。

一方で、羽の枚数を増やせば、生み出される風の単位が細かくなり、肌当たりも優しい風となります。

羽の幅

羽の幅は循環する風の量に影響してきます。

特にマスターベッドルームの様な大きめの部屋には長めの羽を持ったシーリングファンが勧められます。

シンガポールで人気を集めるシーリングファンメーカーKDKも大きめの部屋では56〜60インチ、小さめの部屋では44〜56インチの羽を持ったファンを勧めています。

モーターの種類

シーリングファンの根元に付いているモーターには、ACモーターファンとDCモーターファンがあります。

機能面ではDCモーターの方が圧倒的に優れていて、主には下のような点でACモーターより優れています。

  • 1/2消費電気量
  • 小型で軽量だけどパワフル
  • モーターの音が静か
  • 風量調整が可能

ACモーターの利点としては、価格の低さと種類の多さですが、これからの購入を考える場合はDCモーターファンが進められる事が殆どです。

照明の有無

シーリングファンには照明付きのファンがあります。

照明付きファンは選べる数としては少なくなりますが、ダイニングテーブルの真上に設置するなどオシャレさよりも機能面で購入したい場合に人気があります。

購入に関しての注意点

共有までですが、筆者がシーリングファンを購入した時に中国から輸入された格安のシーリングファンは故障の頻度が高かったり、購入後のサポートが良くない等のレビューを多く目にしました。

もし、安定したシーリングファンが購入したいならシンガポールでも信頼されているシーリングファンメーカーKDKの一択で考えても良いと思います。

まとめ

シンガポールの家では必須アイテムとも言えるシーリングファンについて書いてみました。

シーリングファンはエアコンとの相性も良く、低コストに効率よく室温管理ができるアイテムです。

本記事を快適なシンガポール生活を送る為の参考にしてもらえれば嬉しいです。