カンポン・グラム(英:Kampong Glam、別名:Kampong Gelam)は、シンガポール国内のマレー系、アラブ系地区として位置づけられているエスニック地区です。カンポン・グラムという名前は、マレー語で「Kampong=村」と「Glam=この地域に以前あった木の種類」に由来しています。

また、カンポン・グラム内の道路に付けられている名前(ブッソラー通り、マスカット通り、カンダハール通り)は、イスラム信仰における地名にちなんで命名されています。

カンポン・グラムはアートで知られる地区

カンポン・グラムには、伝統的なマレー系とアラブ系の店舗やモダンなカフェ、ブティック、アートギャラリーが立ち並び独特な雰囲気を醸し出しています。また、ハジレーン(Haji Lane)をはじめとするストリートアートも人気を集めていて、シンガポール国内の映えスポットとしても知られています。

その他にも、カンポン・グラムはシンガポールの重要建造物として知られるサルタン・モスク(Masjid Sultan)やイスタナ・カンポン・グラム(Istana Kampong Glam)が位置する歴史的にも重要な場所となっています。