シンガポールで人気を集めるローカルフードの中に「カヤジャム(英:Kaya Jam、別名:ココナッツジャム)」があります。カヤジャムはシンガポールを含む東南アジアで愛されるジャムで、朝食やおやつ等いろんな場面で食べられています。
また、カヤジャムの名前にある「カヤ」はマレーシア語で「豊かな」という意味があります。 カヤジャムは地元民以外からも人気があり、シンガポールのお土産としても知られています。
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カヤジャムってどんな食べ物?
カヤジャムは、ココナッツミルクに卵と砂糖を混ぜて作られたジャムです。シンガポールではカヤジャムをトーストや蒸しパン、ワッフルなどに塗って食べるのが一般的です。
ほのかなで爽やかな香りと甘みを持つカヤジャムは日本人からも人気があり、カヤジャムを使って作られるカヤトーストは日本人の間での人気メニューになっています。
「ニョニャカヤジャム」と「海南カヤジャム」
カヤジャムには「ニョニャカヤジャム」と「海南カヤジャム」の2種類があります。
ニョニャカヤジャムの特徴はパンダンリーフが使用されいている部分です。パンダンリーフは東洋のバニラとも言われる植物で、カヤジャムにスッキリとした香りと鮮やかな薄緑色を付け加えてくれます。
一方、海南カヤジャムの特徴は、ジャムを作る工程で砂糖をカラメル化させる部分です。糖がカラメル化を起こす事で甘さに深みが加わり、ジャムの色も茶色っぽく仕上がります。
カヤジャムは何処で購入できる?
カヤジャムは、シンガポールのスーパーやベーカリー、カファ等どこでも購入する事ができます。特にカフェやベーカリーでは市販のブランドではなく手作りのカヤジャムを販売している事が多いです。
日本国内でカヤジャムを購入する場合は、Amazonや楽天、Lazadaといったオンラインショップが主となりますが、あまりブランド数に幅が無いのが現状です。
カヤジャムのお勧めな食べ方
カヤトースト
カヤジャムと言えばカヤトーストと言われる程の定番メニューです。むしろカヤトーストが食べたいが為にカヤジャムを買う人が殆どではないでしょか。
食パンの間にバターとカヤジャムを塗って食べるシンガポール流のカヤトーストです。特に人気があるのがYa Kunスタイルのカヤトーストで、薄く半分にスライスしたトーストにカヤジャムを塗ってサクサク感を楽しみます。
カヤジャムクッキー
生地にカヤジャムを練り込んで作ったクッキーです。パンダンの色と香りを持つニョニャカヤジャムが使用され、鮮やかな薄緑色に仕上がったクッキーです。
おすすめのカヤジャムブランド
■ Ya Kunのカヤジャム
カヤジャムを使用したカヤトーストをメインメニューとしたカフェです。Ya Kunはシンガポール国内に30以上のお店を持つチェーン店です。
■ キリニー・コピティアムのカヤジャム
お店で作る自家製のカヤジャムが人気を集めるカフェです。1919年創立以来、東南アジアを中心に多数の店舗を展開しています。
■ ラッフルズホテルのカヤジャム
シンガポールの5つ星ホテル「ラッフルズホテル」で販売されているカヤジャムです。スーパーで買う物より値段はしますが、しっとりとしていて心地良い香りが味わえるカヤジャムです。