
マリーナ・バラージ(Marina Barrage)とは?
マリーナ・バラージ(Marina Barrage)は、マリーナ湾に位置するシンガポールの多目的ダム施設で、淡水の供給、洪水の防止、そしてレクリエーションの場として活用されています。2008年に正式に開設され、シンガポールの水資源管理と都市開発の象徴的存在となっています。ダムの上は広い芝生エリアになっていて、ピクニックや凧あげ、ジョギングなどを楽しむ人たちでにぎわっています。
アクセス
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ駅(Circle LineとDowntown Line)が最寄り駅です。そこから徒歩10分ほどとなります。
■ 営業時間
- 屋外エリア:24時間オープン(年中無休)
- サステナブル・シンガポール・ギャラリー(展示館): 午前9時~午後6時(火曜日定休)
※ 屋外はいつでも自由に訪問できますが、展示施設を見学したい場合は営業時間と休館日にご注意ください。特に祝日の火曜日も休館となる点には注意が必要です。
マリーナ・バラージでは何ができる?
マリーナ・バラージは、ピクニック、凧揚げ、ジョギング、自転車、写真撮影などのレクリエーションにピッタシな場所となっています。また、イベント会場としても活用されており、週末にはマラソン、ヨガ、ファミリーデイなどのアクティビティが行われることもあります。
屋上広場とウォータープレイエリア
マリーナ・バラージの屋上には芝生広場が設置されています。凧揚げやピクニックを楽しむローカルファミリーやカップルが多く、またマリーナベイサンズやシンガポール・フライヤー、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイが一望できるスポット(夕景や夜景スポットとしても人気)にもなっています。
また、一階には噴水や水遊びのできるエリアも併設されています。トイレやシャワー設備も整っていてるので、家族でも遊びに行きやすい場所となっています。
サステナブル・シンガポール・ギャラリー
施設内には「Sustainable Singapore Gallery」という展示スペースが設置されています。ここはシンガポールの水資源管理やエコ技術について学べる常設展示スペースとなっています。
マリーナ・バラージの歴史
2008年に開設されたマリーナ・バラージは、シンガポールの水資源戦略「Four National Taps(4つの水源)」の一環として建設されました。マリーナ湾周辺の主要な水の通り道をダムで仕切ることで、淡水湖としての機能を持ち、また集中豪雨による都市への洪水を防ぐための重要な施設となっています。なお、設計はシンガポール政府の公営機関であるPUB(Public Utilities Board)が行いました。
マリーナ・バラージ周辺のエリア
マリーナ・バラージ周辺には、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ、マリーナベイ・サンズ、アートサイエンス・ミュージアムなどの観光地があります。いずれも徒歩圏内にあり、観光ルートとして組み合わせるのもおすすめです。