シンガポールで病気になった時の対応法

本ページではシンガポール滞在中に病気に掛かってしまった場合の流れを紹介します。体調が悪くなってか困る事のないように、病気になった時の動き方は事前にチェックしておきましょう。

シンガポールでの初診はGPかA&E

シンガポールのお医者さん事情で抑えておきたいのが「General Practitioner (GP)」と「Accident & Emergency (A&E)」です。シンガポールでは特殊なケースを除き初心はこのどちらかで行ってもらいます。

General Practitioner (GP)

General Practitioner (GP)はシンガポールの総合診療医です。シンガポールでは体調が悪くなった際には、まずGPに足を運ぶ場合が殆どとなります。GPはショッピングモールやHDB住宅団地など至るところで運営されていて、風邪や下痢、湿疹、子宮がん検査、大人や赤ちゃんの予防接種など日本でいう内科的な診察を行っています。予約は不要ですが比較的に込んでいる事が多いので、多少の待ち時間が発生してしまいます。

■ 専門医への紹介
シンガポールにはGP(総合診療医)とは別にSpecialist(専門医)がいます。専門医は日本では各診療科の医師に該当し、「産婦人科医」「耳鼻科医」「循環器内科医」などと様々となります。GPで初診を受けた際に専門医に診てもらう必要があると判断された場合、紹介状が発行され、それを持って専門医の病院に行く流れが一般的です。

■ 日本語で対応してくれるGP
シンガポールには日本人医師が在籍するGPクリニックもあります。少し値段は高くなってしまいますが、通常の診察から専門医の紹介まで全て日本語で対応をしてくれます。下に該当するクリニックをいくつか載せておきます。

Accident & Emergency (A&E)

A&Eはシンガポールの病院にある窓口の1つで、大きな外傷や緊急を要する時に利用されます。また、A&Eは24時間対応をしてくれるので、GPが閉まっている期間に緊急で医師に診てもらう必要がある際にも利用できます。また、A&Eでは必要と判断されればその場で入院や専門医の診断に移ります。

※シンガポールの私立病院はとても高額ですので、状況が許すのであれば国立病院の利用をする方が多い傾向にあります。

シンガポールの医療費と保険

シンガポールには日本のように健康保険制度(シンガポール人と永住権保持者にはMedisaveと呼ばれる仕組みがあります。)がありません。診察や治療を受ける場合は医療費を全額負担する事となりますので、普段からの体調管理がより重要となります。また、シンガポールに滞在する間は、万が一に備えて海外旅行用保険に加入しておきましょう。海外旅行用保険については「海外旅行用保険について」をご覧下さい。

まとめ

シンガポールで病気になってしまった時の対応方について解説させて頂きました。海外で病気にるのはとても不安な事ではありますが、いざという時に速やかに動けるように「GP」と「A&E」は覚えておきましょう。

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