
シンガポール旅行や出張、留学、海外赴任を予定している方の中には、「現地の治安は大丈夫?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、公的機関や各種調査データをもとに、シンガポールの治安について分かりやすくまとめました。旅行前に知っておきたい注意点についてもあわせて解説します。
結論:シンガポールの治安はかなり良い
先に結論をお伝えすると、シンガポールは世界的に見ても治安が良い国として知られています。実際に、世界平和度指数(Global Peace Index)や法秩序指数(Global Law and Order Index)などの国際的な調査でも高い評価を受けています。
今回は、公的機関や各種調査データをもとに、シンガポールの治安について詳しく見ていきます。
記事を読む前に
シンガポールは世界的に見ても治安が良い国として知られていますが、犯罪がまったく発生しないわけではありません。
日本を含め、どの国でも最低限の防犯意識を持つことは大切です。旅行中は荷物から目を離さない、人通りの少ない場所を避けるなど、基本的な防犯対策を心掛けましょう。
シンガポールの治安情報
世界平和度指数(Global Peace Index)
オーストラリアのシンクタンク Institute for Economics & Peace(IEP) が毎年発表している「Global Peace Index(世界平和度指数)」では、シンガポールは毎年世界トップクラスの評価を受けています。
このランキングは、犯罪や社会の安全性だけでなく、政治的安定性や紛争状況なども含めて総合的に評価されています。
Research – Institute for Economics and Peace
法秩序指数(Global Law and Order Index)
米国の調査会社Gallupが実施する「Global Law and Order Index(法秩序指数)」でも、シンガポールは長年にわたり世界トップクラスの評価を受けています。
この調査では、
- 地元警察への信頼
- 夜間の一人歩きに対する安心感
- 過去1年間の盗難被害
- 過去1年間の暴行被害
について世界各国でアンケートを実施し、各国の法秩序を比較しています。
外務省からの情報
日本の外務省でも、シンガポールは比較的安全な国と紹介されています。
一方で、レストランやショッピングモール、空港などでは置き引きやスリが発生しており、日本人旅行者が被害に遭うケースも報告されています。
また、女性旅行者を狙った痴漢や盗撮などの性犯罪についても注意が呼び掛けられています。
海外旅行では、「治安が良い国だから大丈夫」と油断せず、基本的な防犯対策を心掛けることが大切です。
下記は、外務省のホームページに書かれているシンガポールの治安についての情報です。安全な国とは記載されているものの、同時に注意を怠らないよう勧められています。
■ 犯罪発生状況
シンガポールは安全な国ではありますが、過去には、市内のレストラン、ショッピングセンターや路上あるいは空港等においても、置き引きやスリが発生しており、パスポートや金品の盗難被害に遭う日本人旅行者が散見されます。また、女性が被害に遭う痴漢、盗撮、強制わいせつ等の性犯罪についても注意が必要です。
■ たびレジについて
日本外務省は無料で海外の安全情報を発信する「たびレジ」を提供しています。登録をすると、確認しておきたい国の安全情報がメールで届くようになります。OLSでも万が一に備えた情報ソースとして登録をお勧めしています。
シンガポールの犯罪の発生件数
シンガポール(721.5 km²)は東京23区(619 km²)より一回り大きくしたくらいの大きさの国です。そこで2019年東京23区とシンガポールの犯罪件数を比較してみると、東京23区(人口約957万人)の104,668件に対してシンガポール(人口)は35,209件と2分の1以下の犯罪発生件数になっています。
シンガポールは国土が小さいものの、犯罪発生件数は比較的少なく、世界的にも安全性の高い国として評価されています。
ただし、犯罪件数だけでは単純に他国と比較することはできません。人口や犯罪分類の違いなどがあるため、一つの参考情報として捉えることをおすすめします。
シンガポールで実際に注意したい犯罪
シンガポールは世界的に見ても治安の良い国ですが、犯罪がまったく発生しないわけではありません。
旅行者が特に注意したいのは、レストランやフードコート、ショッピングモールなどで発生する置き引きやスリです。荷物を席に置いたまま離れたり、スマートフォンをテーブルに置きっぱなしにしたりすると、盗難被害に遭う可能性があります。
また、女性旅行者は夜間の一人歩きや人気の少ない場所では十分注意しましょう。シンガポールは安心して旅行しやすい国ですが、「治安が良い=犯罪ゼロ」ではないことを理解しておくことが大切です。
夜でも安全?旅行中に気を付けたいポイント
シンガポールは夜でも比較的人通りが多く、公共交通機関も利用しやすい国です。
ただし、深夜の人気が少ない場所では必要以上に一人で歩き回らないなど、基本的な防犯意識は持っておきましょう。
旅行中は、次のような点を意識するとより安心です。
- 荷物は常に身につける
- 貴重品をテーブルに置いたまま席を離れない
- 夜間は人通りの多い道を利用する
- 不審な勧誘には近付かない
これらはシンガポールに限らず、海外旅行全般で意識しておきたいポイントです。
まとめ
シンガポールは世界の国々と比べてもトップクラスに治安の良い国です。(治安が良いと言っても犯罪が起こらないわけではないので、最低限の注意はする前提での話です。これは日本を含めどこに行っても同じです。)
一部出稼ぎでシンガポールに来ている外国人が集まる地域もうなどもありますので、そういった場所にさえ注意していれば海外初心者の留学生でも安心して生活ができる国なのではないかと思います。
参考情報サイト
- 外務省ウェブサイト
- 警視庁:在住及び手口認知件数
- 総務省:住民基本台帳
- The Institute for Economics and Peace
- Government of Singapore