シンガポール留学への参加を決める前に考えておきたいのが「なぜ他の留学人気国ではなくシンガポールを選ぶのか」です。そこでオッケーラ留学では、シンガポールと他の留学人気国で語学留学先としてのポテンシャルを比較してみました。
別記事で「シンガポール留学のメリットとデメリット」についての情報もありますので、合わせて読んでみて下さい。
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留学人気国の比較をする前に
比較対象国の決定
今回の比較では「語学留学(英語)」を主要な目的として留学活動が行われる下記5ヵ国を比較対象として集めてみました。
- アメリカ
- カナダ
- イギリス
- フィリピン
- オーストラリア
比較項目の決定
留学先の比較項目として下記の5つを上げてみました。
- コスト:留学に掛かる費用
- 必要語学力:現地生活に必要な語
- 語学学習の質:現地で得られる語学学習の質
- 経験:得られる経験の深さ
- 現地就職:現地で就職したい場合のアドバンテージ
留学人気国の比較をしてみた
前項で書いた5つのポイントについて国別に5段階評価をしてみました。全ての項目において⑤が留学生にとって最も良い環境が整っている事を示しています。
※下記の評価はオッケーラ留学のスタッフが持つ経験とリサーチの結果を基準としています。中にはこの結果と違った留学経験をされている学生様もいらっしゃいますので、あくまでも参考の一つとしてご覧下さい。
シンガポール
シンガポール留学の特徴はバランスの良さです。特にアジア内でトップレベルの英語圏国であると同時に日本人にとって現地就職のしやすい環境も整っています。マイナス面は、東南アジア内では生活費の掛かる国である部分となります。
コスト | 2 |
必要語学力 | 3 |
言語学習の質 | 4 |
経験 | 4 |
現地就職 | 5 |
アメリカ
海外留学に適した環境を持つのがアメリカです。英語学習や異文化学習を主な目的とする語学留学に加え、有名大学が多いアメリカは正規留学先としても高いポテンシャルを持っています。
コスト | 3 |
必要語学力 | 2 |
言語学習の質 | 5 |
経験 | 5 |
現地就職 | 2 |
カナダ
カナダもアメリカと同様に、留学先として高いポテンシャルを持った国です。アメリカより物静かな国民性を持つカナダは海外初心者でも安心して生活できる環境も持っています。
コスト | 3 |
必要語学力 | 2 |
言語学習の質 | 5 |
経験 | 5 |
現地就職 | 2 |
イギリス
正規留学と語学留学どちらにも適した環境を持つのがイギリスです。また、フランス、スペイン、ドイツなどのヨーロッパ各国が近隣に位置、しているのも魅力の一つとなります。日本で行われる英語学習がアメリカ英語をベースとしている事から、必要語学力の難易度は高めとさせていただきました。
コスト | 3 |
必要語学力 | 1 |
言語学習の質 | 5 |
経験 | 5 |
現地就職 | 2 |
フィリピン
低コストで海外留学を行いたい方向けなのがフィリピンです。完全な英語圏ではありませんが、英語能力を向上させたい留学生には十分な環境を持っています。
コスト | 5 |
必要語学力 | 4 |
言語学習の質 | 3 |
経験 | 3 |
現地就職 | 4 |
オーストラリア
オーストラリアも高いポテンシャルを持つ語学留学先です。大きな問題とはなりませんが、オーストラリアでは母音の発音が少し特徴的なので、必要語学力の難易度は高めとさせていただきました。
コスト | 3 |
必要語学力 | 1 |
言語学習の質 | 5 |
経験 | 5 |
現地就職 | 2 |
シンガポールは留学先としてどうなの?
シンガポールを含む留学人気6カ国を比較してみました。この結果をもとにシンガポールが持つ留学先としてのポテンシャルを各比較項目ごとにまとめてみました。
コストについて
シンガポールは世界的にも物価の高い国として知られています。留学に掛かる費用もその例外ではなく、他のアジア諸国と比べるとコストの掛かる留学先となります。
ただ、アメリカやイギリス等の先進国と比較すると物価に大きな差はありません。また、欧米に比べてシンガポールは地理上で日本に近い事から移動面や保険の面では低コストとなります。
必要語学力について
留学前に身につけておく語学力に焦点を当ててみるとシンガポールはとてもバランスの良い国と言えます。これは上記の4ヶ国に比べてシンガポールで話される英語はシンプルな表現が多いからです。
表現はシンプルですがしっかりと意味の通る英語ですので、英語を第二言語として学ぶ留学生や海外初心者の方にとっては、英語を実践で使いやすい環境となります。
語学学習の質について
語学学習に焦点を合わせた考え方をすると、シンガポールはアジアの中では質の高い留学が行える国と言えます。ただ、シンガポールは日本人の比率も高く、また移民の集まりから始まったという背景もあり、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアと比較すると語学環境としては劣ってしまいます。
シンガポールでは英語が共通語として話されていますが、その歴史はまだ浅く上記の4ヶ国と比べると崩れた英語や訛りのある英語を話す方も沢山いる環境となります。
得られる経験について
シンガポールは東洋文化を持つアジアの国です。また、日本人も多く親日国である事から日本人の住みやすい生活環境が整っています。
ただ、日本人にとって住みやすい環境整っているが為に新しい経験という観点では他国より劣ってしまいます。日本と全く違う文化の中に身を投じたい場合は、西洋文化を持った国の方が文化間のギャップを感じる事ができます。
現地就職について
シンガポールは日本人が就職先を探しやすい環境を持った国です。特に長期でシンガポール留学を行った経験があれば、同国での就職に大きなアドバンテージとなり、海外就職の可能性を大きく広げてくれる経験にもなります。
語学留学先としてのシンガポール
シンガポールは語学留学先としてアジアの中では非常に高いポテンシャルを持っていますが、留学生活そのものから得られる経験ではアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリアに比べより劣ってしまう面も少なくはありません。
日本人が就職しやすい環境を持つシンガポールでは、留学期間のその先まで見据えて考えた場合に上記の4ヶ国にも負けないポテンシャルを発揮します。