マーライオン(英:Merlion)はシンガポールのシンボルで、ライオンの頭と魚の体を持った神話上の生き物です。また、マーライオンという名前は「マーメイド」と「ライオン」のに由来しています。また、マーライオンが何故ライオンの頭を持っているかについては、シンガポールが「ライオンの街」である事に起因しています。

ライオンの街について

11世紀、シンガポールはマレー語で「港町」を意味する「テマセク」という名前で知られていました。マレーシアの王族がテマセクを目指して航海の旅に出た際、途中で海が激しく荒れました。

王族が被っている王冠を海に投げたところ、海は静まりマレーシアの王族は無事にテマセクにたどり着くことができた。その時、ライオンが現れ王族にそテマセクを治める事を許して立ち去りました。

以降、マレーシアの王族はテマセクを「ライオン(Singa)の街(Pura)」を意味する「Singapura(シンガプーラ)」と名づけ、国守神として海(マー)とライオンを表すマーライオンを祀りました。

オリジナルのマーライオン像は、マーライオンパークに設置され、シンガポールの観光スポットとなっています。また、シンガポールには政府公認のマーライオンが合計で6体存在しています。

  • マーライオンパーク×2体(1972年):シンガポール川の河口
  • Tourism Court (1995年):タクシー降り場
  • Mount Faber (1998年):Faber Point (Mount Faberの頂上)
  • アンモキオ×2体(1998):Blocks 216 to 220 at Ang Mo Kio Avenue 1