シンガポールで出産する時に知っておきたい事6選

海外に滞在していると、行動を起こすためのタイミング選びが難しくなります。その中の一つが出産です。海外に住む期間があと数年であれば待てば良いものの、そうでなければ見通しのない将来よりも海外出産を考える方も多くなってきます。

本記事ではシンガポールでの出産を考えられている方へ実体験を踏まえた情報の共有をしていきます。

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シンガポールで出産する時に知っておきたい事まとめ


これはシンガポールに限った話ではありませんが、海外での出産には不安が伴います。

そこで、出産に踏み切る前に知っておきたい現地(シンガポール)の情報を下にまとめてみました。

  • 出産に掛かる費用
  • 無痛分娩(エピドラル)
  • 赤ちゃんの国籍について
  • 配車サービスの法律
  • 産休について
  • 産褥期間について

出産に掛かる費用

シンガポールでの出産に掛かるコストは病院とお医者さんと政府からの補助金で決まります。病院は大きく公営病院とプライベート病院に分かれていて、プライベート病院の方が1.25〜1.5倍程の値段となります。

下の表は、出産(通常分娩)に掛かる各病院の費用を比較するものです。実際の出産では、ここにお医者さんのコストや薬代が乗ってきます。また、妊娠中にお医者さんに払う診察費 やサプリメント代は別途掛かります。

※下の表は、あくまで大体のコスト感をイメージして頂くための参考用に載せてます。実際の料金は各病院に問い合わせてみて下さい。(引用:Seedly Read)

Hospital Type of Ward Median Cost
Gleneagles Private $9,775
KK Women and Children Ward A $5,099
Ward B $3,702
Ward C $1,251
Mt Alvernia Private $7,957
Mt Elizabeth Private $9,401
Mt Elizabeth Novena Private $9,084
National University Ward A $4,694
Ward B $3,209
Ward C $840
Parkway East Private $7,007
Raffles Private $8,539
Singapore General Ward A $4,557
Ward B $3,205
Ward C $1,300
Thomson Medical Private $7,055

政府からの補助金

お子さんがシンガポール人となる場合は政府からの補助金がでます。お金の利用目的に制限と補助金を受け取る条件がありますが、合計で10,000ドル以上の補助が受け取れます。

NOTE 押さえておきたいのは、担当のお医者さんが出産を対応できる病院が決まっていると言うことです。ですので、出産まで同じお医者さんにお願いしたい場合はお医者さん選びと出産を行う病院を一緒に選ぶ事となります。

無痛分娩(エピドラル)

シンガポールでは多くの女性が出産時にエピドラル麻酔を使用します。エピドラルは出産時によく使用される麻酔で、赤ちゃんへの影響が殆どないことが特徴です。

副作用が無いわけではないのですが、出産時の女性の強い見方として頼られています。

 

配車サービスの法律

シンガポールでは子供連れでGrabのような配車サービスを利用する時に適用される法律があります。一定の身長に満たない子供は、子供用の乗車器具無しには配車サービスを利用できないというものです。(家族向けサービスでえるGrab Familyにはこの器具が備え付けられています。)

また、路上で捕まえられるタクシーはこの法律の適用外になるという少し変わった法律です。

詳しくは:https://www.lta.gov.sg/content/ltagov/en/newsroom/2017/2/3/private-hire-cars-not-exempt-from-child-seat-requirement.html

 

産休の取得について(政府から補助のでる産休)

シンガポールではお父さんお母さん共に産休の取得は一般的で、またシンガポール政府も産休中のお給料の補助を行なっています。

お母さんの産休(Marernity Leave)

3ヶ月以上1つの企業で働いているお母さんは、国籍に関係なく最低3ヶ月間の産休を取ることができます。3ヶ月よりも長い産休に関しては、お子さんの国籍や結婚の有無などによって変化してきます。

 

お父さんの産休(Paternity Leave)

3ヶ月以上1つの企業で働いている又は自営業をするお父さんは、国籍に関係なく2週間(週末を含んだ2週間)の産休を取ることができます。ただPaternity Leaveでは、お子さんの国籍がシンガポール人である事が条件となります。

赤ちゃんの国籍について

シンガポールで生まれる子供の国籍は、その両親の国籍で決まります。両親のどちらかがシンガポール人である事が、生まれた子供がシンガポール国籍を取得する条件となります。

両親のどちらともがシンガポール国籍を持っていない場合(永住権を持っていたとしても)、シンガポール国内で生まれたお子さんはシンガポール国籍の取得ができません。この場合、両親のどちらかがEPもしくはS Passを持っている場合は、お子さんへDPの発行を行うことができます。

産褥期間について

シンガポールでは産褥期間をとても重要な期間と考える習慣があります。(古くからの習慣ですので、最近は気にしない女性も増えていますが。。。)

この期間には「Confinement Nanny」「Confinement Food」「Confinement Massage」のように産褥期間に利用されるサービスがあります。賛否はあれど出産で疲労した女性の身体を考えたサービスですので、興味があれば調べてみて下さい。

因みにConfinement系のサービスほ結構良い値段するのですが、私のお勧めはConfinement Massageのみです。

まとめ

シンガポールで出産をする際に知っておきたい情報をまとめてみましたので参考にしてみて下さい。また、これら以外にもシンガポールで出産する際に知ってて得する情報などあればお気軽にコメント下さい。

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