ロントン(Lontong)ってどんな料理?

ロントン(Lontong)とは?

ロントン(Lontong)は、柔らかく炊いたご飯をバナナの葉で包み、圧縮して固めた後、輪切りにして食べるマレー系の伝統料理です。 単体では味がほとんどなく、カレー風味の野菜煮込み「サユール・ロデ」や、ピーナッツソースを使った「ルジャック・グレービー」などのスープ / ソースと一緒に提供されます。
シンガポールでは、マレー系コミュニティの朝食や祝祭料理(ハリラヤなど)として登場します。

ロントンの特徴と食べ方

ロントン自体は、筒状になったご飯です。調理には普通のお米(もち米ではない)が使われていて、蒸した後にぎゅっと圧縮することで、ロントン独特の食感が生まれています。食べ方としては、スライスされたロントンを一緒に提供されるスープ / ソースに付けながら食べていきます。

味や風味はスープによって変わってきますが、主なスープ / ソースにはカレー風味の「サユール・ロデ」、ピーナッツソースを使った「ルジャック・グレービー」、チリベースの旨辛ソース「サンバる」、発酵大豆「テンペ」などがあります。

食べられる場所とエリア

ロントンはシンガポールのレストラン、コピティアムやホーカーセンターなど、伝統的なマレー料理を提供するお店で食べられます。特に、ゲイラン・セライやジュロン、ブギスなどマレー系文化が色濃く残る地域では、本格的なロントンを提供する店が多く、地元の人々にも人気です。